にしやん号初乗船

山猿

2016年11月16日 16:38

いつも長文失礼します。今回も長文です。

あれは、私がブログを始めるだいぶ前。SOさんがまだ愛知県の知多にいた頃、SOさんのゴムボートに乗って深夜、メバリングをやった事があります。
その時に酷い船酔いになり私はダウン二度と船には乗らないと誓ったのでした。あの時、SOさんにはご迷惑をおかけしました。すみません。
あれから約10年。

今年、渓流釣りデビューした海釣りのM君がボートシーバスをやりたいと以前から言っていました。
2016/07/16









そこで
「ボート持ってる知り合いがいるけど」
ど言ったら、
「是非行きましょう」
と凄く食いついてきた。私は過去の苦い経験からボートに乗りたくなかったので流していたんですが、M君に「いついきますか?」とせがまれたのと、にしやんさんのブログに「シーバス今でしょう!」
と言う記事が載ったのと、タイミングが一致したので、にしやんさんに連絡したら、我々のスケジュールに合わせてくれると言う返事がきました。器がデカイです。

何しろ我々は初めてのボートシーバスです。分からない事ばかりでしたが、にしやんさんは優しく教えてくれました。







ロッドは6~7フィートが便利。9~10フィートあると長いです。バスロッドや7ft前後の本流トラウトでも良いですよ。
ルアーは9センチ前後(5~10センチ)のシンキングミノー、バイブレーション、シンキングペンシル、スプーンでシーバスを釣る人もいる。夜はシンキングペンシルも有効で、カラーは特になんでも良いです。
ラインはPE1.0前後(PE0.8~1.2)リーダーはフロロ4号前後1m程
持ち物
防寒着、帽子、長靴、ライフジャケット、クーラーボックスに氷、ペンチやナイフ、ルアーとリール、飲み物や軽食、酔い止め薬にカメラ…走ってると海水のしぶきがかかることもあるし、魚の血が飛ぶこともあるので汚れても良い服装。運動靴では濡れることもあります。
行程
車で来る途中でコンビニとかでドリンクと軽食を購入。
集合場所で、着替えて長靴を履いて帽子をかぶり、酔い止めを飲んで船長と挨拶しながらタックルなどを支度する。船に乗り込み、荷物など整理しておく。船は潮まみれだったり、濡れてたり、魚が暴れたりして汚れやすいです。また血やヌルを洗い流すためにバケツで水を流すことも…
また、走行中は大型船の引き波や、風向きにより波を被りながら走行するので濡れることもありますので、レインウェアー的なアウターを着用しているのが基本です。
シーバスが釣れたらフィッシュグリップとペンチを使ってフックを外す。素手で外すとシーバスが突然暴れたときにとても危険です。

水深は5~15Mで平均10Mくらいのところで中層~トップに映るシーバスを狙います。活性の高いシーバスは水深5~6Mに居てもトップまで浮上してきてバイトして来ます。逆に活性が低いと居るのに直撃しても無反応。
当日は中潮で満潮が19:30~20:30の間は潮が止まるので、上げ潮の夕マズメと21時過ぎの下げ潮が動いてるのでチャンスタイムです。
にしやんさん丁寧に教えて頂きありがとうございました。

私は昼なら酔わないだろうと思って昼を希望していました。しかし、勤務がM君と合わず、夕方から夜という船酔い恐怖症の私からしたら最悪のスケジュールになりました。









私は絶対酔うと思い船酔い対策を実施しました。何しろ前記事にあったように、自分のレーシングカートの運転で酔った程です。日程が決まってからはボートに乗るまであまり日がありません。
休日にブランコに乗り鍛えようと考えました。実は私はブランコで酔うんです。おっさん一人公園でブランコは、不審者に思われるので、子供達を誘います。しかし、子供達は「いかない」と言います。ボートに乗るまでこの日しかないので一人で公園に行きました。おっさん一人ブランコは、恥ずかしいのとブランコ酔いで5分しか持ちませんでした。当日が不安です。
船酔い対策で出来る事をしました。
睡眠をしっかりとる。
前日からはアルコールは飲まない。脂っこい物は食べない。
当日は、味噌汁とおにぎりが良い。飲料水は水。珈琲やジュースを飲まない。
乗船前によい止めを飲む。
乗船前には、食べない。食べ過ぎない。なおかつ空腹にしない。
乗船したらガムをかむ。
乗る位置は真ん中。
前を見て、水平線など遠くをみる。一点だけをみつめない。
  細かな作業はしない。目はつぶらない。
一番大切な事は、酔わないと思う事。

そして、当日、信州木曽を出発し岐阜県に住んでるM君を迎えにいきます。合流するまで車の中で「俺は絶対大丈夫。釣りを楽しむ。」と言い続け暗示をかけます。
俺は絶対大丈夫。釣りを楽しむ。俺は絶対大丈夫。釣りを楽しむ。俺は絶対大丈夫。釣りを楽しむ。俺は絶対大丈夫。釣りを楽しむ。俺は絶対大丈夫。釣りを楽しむ。俺は絶対大丈夫。釣りを楽しむ。俺は絶対大丈夫。釣りを楽しむ。俺は絶対大丈夫。釣りを楽しむ。・・・・。

そして、M君を車に乗せて港に到着し、にしやん号に初乗船しました。にしやん船長に挨拶をして出航です。










まだ、夕方で明るいので、船酔いの心配はありません。問題は暗くなってからです。
まず、一ヶ所目。にしやんさのアドバイスに従いルアーをキャストしますが無反応。そこで、にしやんさんがルアーを投げるとヒット!!しかしバレ。魚はいる。しかし俺たちにはかからない。ボートシーバスは簡単ではないです。
しかし、景色が良くて気持ち良いです。











何ヵ所か周り、M君にヒット!
尺上のシーバスでした。渓流魚では良型ですがシーバスとしたら小型です。
でも記念すべき1匹目です。










夕暮れとなりましたが、私はまだ。M君は1匹。にしやんさんの予定では、ここまでで5、6匹だそうです。なかなか素人には難しいボートシーバスです。にしやんさんなら釣ってるでしょう。











暗くなってきました。これからが船酔いする魔の時間です。そう思っていましたが、名古屋港は明るく真っ暗になりません。
これが良かったのか?それとも酔い止めが効いたのか?最も恐れていた船酔いになる事はありませんでした。良かったです。












「夜は、ルアーの動きはスローで良いですよ。」とにしやんさんからアドバイスがあり、その通りにしていたら私にもヒット!
暴力的なひきです。トラウトロットなので竿が心地よく曲がります。
キャッチしたら、46センチのシーバスでした。












人生初のシーバスに感激です。もう満足です。目的は果たしました。
感無量。

何ヵ所か回りましたが当たりません。その後、チーバスがヒットしましたが20センチくらいだったのでリリースします。
にしやん船長がいろんなポイントでアドバイスしてくれますが、なかなか釣れません。チーバスがコツコツ当たりますが、なかなか良型が出てきません。
明暗のルアーの通しかたを習いましたがシーバスは不在です。厳しいです。













湾内でも、ときより船が通ると大きな波があり、それを踏ん張っていたら持病の右膝が痛くなりました。渓流釣りでも痛くなる膝ですが、まさかボートで痛くなるとは思いませんでした。
時間がたつのは早いもので最後のチャンスタイムが終わろうとした時・・・。
ドン!!

きた~。グイグイと暴力的なひきです。納得サイズです。無事にキャッチしたら47センチのシーバスでした。








初めてシンキングペンシルで魚を釣りました。使い方が分からなかったけど、やっと夢追いさんから頂いたルアーに入魂出来ました。夢追いさんありがとう!
チャンスタイムが終わったので港に帰ります。釣れない釣り師にはボートシーバスも甘くないです。しかし、人生初のシーバスが3匹も釣れて満足しました。ランカーサイズはトラウトロットでは厳しいと思ってましたが、いらない心配でした。今回はボートで酔わなかったと言うのが大きな収穫でした。













にしやんさん、ボートに乗せて頂きありがとうございました。この釣りも面白かったです。またお願いします。事前情報からいろいろお世話になりました。ありがとうございました。
信州木曽に帰る途中、岐阜県多治見市でタンメンを食べて帰りました。夜中なのにお客さんがたくさんいました。その理由が食べて分かりました。








うまい!!


優しい味でした。ラーメンを食べながらM君が言った。
「あんな釣り好きな人、初めて出会いました。」








ラーメンを食べ終わり、信州木曽に帰宅していましたが、あまりにも眠く、途中仮眠して木曽に着いたのは朝でした。
自宅に帰ってから魚をさばきました。刺身とあら汁と塩焼きで食べました。一番の絶品は胃袋です。






あっ!うまい!!

海の魚は、食べる楽しみがあるので良いですね。
数釣りは出来なくとも十分満足でした。楽しかった人生初のボートシーバスでした。



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