地域医療の崩壊
地域医療は崩壊しつつあります。
信州木曽も同じです。木曽病院は、かつて県営でしたが、今では独立行政法人です。
木曽病院も看護師不足、医師不足が深刻です。
小児科には先生が一人しかいません。
産婦人科はいつ無くなるか分かりません。
就職難とか仕事がないと言われてますが、介護や医療など人の欲しい分野には人手が全く足りていません。
木曽病院では、看護師が最低必要数130名に対し30名弱の欠員だそうです。
残っている看護師さんの使命感だけで持ちこたえている状況だそうです。
その結果、病棟を縮小したままで運営していくしかないそうです。
医師も都市の病院へ行ってしまうそうです。
専門医に交代がいないので、プライベートで木曽を離れるわけにはいかない。
学会にも行けないそうです。
結果が悪ければ、病院が悪い、医者が悪いと非難され罵倒される木曽病院の医師達。
都会では、交代出来る医師がいるのに対して、木曽の医師は個人の
犠牲的精神で目一杯頑張っています。
医師は交代がいないので、36時間連続勤務もときどき強いられるそうです。
その時に、対応が悪いとか不親切だとかクレームがくるそうです。
必死の治療をしても、亡くなられる方がいます。
この時、親族から病院や医師は責められる事があるそうです。
「肉体的にも精神的にも一杯一杯の中で医師の使命感と覚悟に木曽病院は支えられている。」
と木曽病院の医院長は言っています。
開業医は倍の収入があり、休日も保証されるようです。
心配な患者は病院に送れば良いわけで
よって毎年8900人の医師が誕生していますが、4000人の医師が新規開業しているそうです。
木曽の場合は、開業する医師さえなく、閉院の方が多いそうです。
東京のような都市部では、医師が集まり地方には医師が来てくれない現実があるようです。
人口あたりの木曽の医師数は、全国平均の半分以下。
松本の5分の2だそうです。
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人の命を支える病院の経営が成り立たなくなっています。
これでは、子供も安心して産めません。
少子化対策はどうなってしまったのでしょうか。
財源さえあれば色んな問題も解決へ向けて進む事ができます。
でもこの国にあるのは、膨大な借金です。
これ以上のダムを造る余裕はないはずです。
コンクリートから人へ
この政権理念だけは忘れて欲しくないと思います。
人はこの国の財産です。
その人がこれからも安心して暮らせる国であり続けて欲しいです。
余計な事ですが
もし、やりたい事がみつからないなら、
人の為に役に立つ、医療や介護の仕事をしてみたらいかがですか?
余計な事ですが
自分の人生に後悔しているなら、人の役に立つ医療や介護の仕事で再出発してみてはいかがですか?
都市部には、人も集まり看護師も定員を満たしているそうです。
どうでしょうか?
余計な事ですが
医療関係の方で都会のストレス社会で生きるのが疲れたら、
自然と親しめる信州木曽へ移住をしてみたらいかがでしょうか?
ここなら素晴らしいヤマト岩魚に出会えますよ。
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