第68回 王者の座は譲らない

山猿

2015年02月01日 18:15

うちには、17匹の岩魚がいます。
2015/01/14


2才になった木曽ヤマト岩魚1匹と、1才のニッコウ系岩魚16匹です。ヤマト岩魚の成長が遅く、ニッコウ系に大きさが追いつかれ、年上なのに王者の座が危うくなってます。
今現在12センチです。王座の座は譲らない。いや譲らせない。そこである作戦を決行します。

メイン水槽は、凍結しています。









岩魚達の成長は止まり、底でじっとしています。それならば2才のヤマト岩魚を別の水槽に移し、水温の高い状態で餌をたくさん与えて成長させようと考えました。
1月17日。



60センチ水槽をセッティングします。水槽の回りは黒いシートで覆います。












1月18日。

さっそくヤマト岩魚を移送します。ついでに1才のハイブリのチビ岩魚も移送します。気温が上がりメイン水槽水温4度。サブ水槽水温4度。餌は食べません。
目標15センチです。















1月23日。

サブ水槽水温4度。
自宅から帰ってサブ水槽の岩魚をみます。じっとしています。まだ、水槽に慣れていないようです。でも痩せてません。餌をやっても警戒して食べませんが、痩せてないのを見ると私が見ていない時に餌は食べてるようです。

1月24日。

王者の座を譲らせない為、サブ水槽の水温をヒーターで上げます。早く大きくさせたい。でも私が水槽の前に来ると逃げ惑います。狭い60センチ水槽には慣れないようです。














1月31日。

サブ水槽の水温をヒーターで15度まであげます。ヤマト岩魚も水槽に完全になれて、私が見ている前で餌を食べるようになりました。
水温を15度まで上げると活発に動きます。



飼育の神様、東海林さんの水槽では、岩魚がすべて孵化したそうです。私は、今年は卵からの飼育はやっていないので羨ましいです。卵からの飼育も楽しいですから。















東海林さんの水槽には、去年の今頃孵化した山女魚を一年で成熟させ採卵した稚魚がいます。山女魚は孵化してから二年で産卵します。それを一年で成熟させたそうです。東海林さん曰く「メスもオスも餌を多く与えて大きくすると成熟して卵を持ちます。当然オスも成熟します。」

とのこと。凄いです。飼育レベルはハンパないです。まさに神業。














私も王者の座を譲らせないよう、2才の木曽ヤマト岩魚を大きくさせたいです。目標は、春までに15センチです。






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