第116回  さらなる悲劇

山猿

2019年10月29日 19:36

前回でほとんどの木曽ヤマト岩魚が死ぬという悲劇があった私の水槽。生き残ったのはビッグボスただ1匹のみ。水槽が寂しくなりました。
8月30日。水温17度。
バケツ1杯分の水換えをおこないました。
ビッグボスが人工飼料を補食しますが吐き出します。ミミズは食べます。







9月3日。水温18度。
バケツ1杯分の水換えを行いました。ミミズは食べますが人工飼料は吐き出します。困った。餌問題勃発です。天然ヤマト岩魚みたいです。

9月13日。水温19度。
バケツ1杯分の水換えを行いました。人工飼料のペレットを与えたら初めは吐き出していました。でもそのうち食った!これは回復への大きな一歩です。復活してきました。体力を回復させないと冬は越せないので秋のうちに荒食いして欲しいです。






9月22日。水温19度。
また悲劇が起きた。
自動給餌器が二つとも水没。中には餌があったので餌がふやけて水が濁ってます。水質は最悪な状態。水槽の水を全部抜いて水換えを行いました。










そして、自動給餌器を救出しましたが果たして復活するのか?
東海林さんに頂いた自動給餌器は仕事で忙しい時や単身赴任で威力を発揮しました。東海林さんに感謝です。自動給餌器のおかげで稚魚たちの生存率も上がったのは間違いありません。

9月26日。水温20度。
上部フィルターを清掃しました。すごく汚くドロが溜まってました。これでは水質が悪いはずです。忙しくて面倒を見切れませんでした。病気になるはずです。










9月28日。水温18度。
一匹だけ生き残ったビッグボスは人工飼料も食べるようになり食欲旺盛です。病気になった時の傷はそのまま回復していないので、治った訳ではなく病気と共存出来ているようです。餌を積極的に食べるのでクモを与えてみました。
食った!
貪欲に餌を食べるようになりました。










9月30日。水温18度。
この日は、信州木曽で釣りが出来る最終日。釣ってきた3匹の養殖ヤマト岩魚を水槽にいれました。
2019/10/24

これで水槽は少し賑やかになりました。










水槽の水を全部抜きます。塩素で消毒です。
一番小さいのは天然かもしれません。2匹はビッグボスより大きいです。ビッグボスは天下を譲る事になりそうです。
水槽に入れたらビッグボスは他の岩魚を攻撃してました。天下を譲りたくないのでしょうか?
うちの次男も水槽の岩魚を見に来ました。








10月1日。
この日より信州木曽の渓流でトラウトを釣ることは許されません。来年の3月1日まで禁漁です。

名古屋で仕事をしていたら、実家の父から1本のメール。
「岩魚全滅」との一報。

10月2日。
私は名古屋に単身赴任中。この日は木曽に帰るつもりはなかったですが仕事が終わってから慌てて緊急帰宅。実家の倉庫に入ると異臭が。そして、白く濁った水槽。釣ってきた3匹のヤマト岩魚は全滅。ビッグボスだけは生きていました。
水温18度でした。川で生活していた岩魚は、この水温では耐えれなかったようです。可愛そうな事をしました。庭にお墓を作り埋めました。








10月14日。水温17度。
ようやく水温が下がってきました。クーラーの電源を切ります。
イワナの墓は掘り起こされイワナはいませんでした。動物に食われたみたいです。猫が食べたのか?


10月17日。水温13度。
水槽の水をほとんど抜きます。水換えを行いました。








ビッグボスのお腹が膨れてる。卵を抱えてるようです。病気の方は治った訳ではなく共存しているようです。餌は食べます。
大きなクモを与えてみました。食った!でも足が長くいやがり吐き出します。くわえた時にくもの腹が潰れピンクの粒々が無数に出てきました。クモの卵でしょうか?そのピンクの粒々をイワナは食べてました。

自動給餌器は結局、復活しませんでした。水没時間が長く基盤が損傷したようです。残念です。










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飼育の神様、東海林さんの水槽です。







山女魚の採卵をしたようです。
本来は電照で採卵時期を遅らせているそうですが今年は失敗したそうです。
(例年は11月以降)

写真の左から注水をして左の孵化盆から右の孵化盆へ水を流して排出しているそうです。








まだ抱卵しているメスがいるそうですが、ヤマメの採卵はこれで終わりで、あとは、自家製の山女魚のイクラを作って楽しんでいるみたいです。
飼育の神様は凄いです。プロですね。









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