ニイタカヤマノボレ 2024

山猿

2024年04月11日 13:41

【春の湖、ルアーでの戦い】
睡眠不足と戦い、寒さと戦い、変化のない飽きと戦い、腹痛と戦い、そして、釣れない。敵は自分。自分との戦いです。
最大の目的はカミソリの捕獲。今年こそはカミソリを捕獲する。








ランドロックサツキマス。
ダム湖や湖を海と勘違いしたアマゴ。
銀化してパーマークが無くなりアマゴと模様が違う。








3月1日。
信州木曽の渓流は解禁した。しかし、攻撃命令はでない。
毎年、解禁日には釣りをしていた。今年は仕事の都合や、子供達の進学の為、そうはいかなかった。まぁ解禁日に釣れた事がないのて今年は、ゆっくりスタートです。準備もゆっくりです。リールにラインを巻きました。勝利をこの手に。






3月上旬。
2024年解禁の儀がしめやかに行われた。
渓流での初釣りで2匹の岩魚と出会えた。
小さいですが。
みんなと別れた後、ついに命令が下された。
ニ・イ・タ・カ・ヤ・マ・ノ・ボ・レ・2024。
ご挨拶程度に作戦時間は30分。わずかな時間でも、名古屋に単身赴任してるので釣りに行ける時に行く。

気温一1度。水温は水温計紛失のため見計測。
ガイドが凍る。寒い。ノーチェイス。寒い。寒い。30分で心が折れた。今日は、このくらいにしてやる。









なぜか上から目線。ゴミを拾って帰る。次に繋がるはすだ。神様は日頃の行いを見ています。
神のご加護を。









3月中旬。気温0度。水温4度。
早朝、出撃しようと思ったが起きれず。夕方出撃。作戦時間は1時間。
ワカサギはいない。ルアーを投げる。投げる。ドン!きた!地球です。いきなり損失か?諦めた時にとれた。地球ではくて流木だったようで先の枝が折れたらしい。







とれて良かった。ルアーを投げる。投げる。ノーチェイス。風も強く寒い。寒さに心が折れて帰ろうと思った時にチェイスあり。小さいですが。20センチくらいか?足元まで来たけど食わせられず。綺麗なグリーンバックでした。テンションが上がったので20分延長するもノーチェイス。
これで2連敗。今日は俺の日では無かった。









3月下旬。
なかなか出撃できず気がつけばもう3月下旬。やっと出撃出来ると思ったら雨。誰だ!雨男は?それは私です。以前ならカッパを着て雨でも出撃していたが今はそんな気力なし。フヌケになりました。タッサンが言っていた。「やまない雨はない。」








しかし、雨男の場合、やまない雨もある。雨がやまないので木曽川へ川鵜パトロールに出かけました。やはり川鵜がいました。雨雲レーダーを見るとまだ雨が続くようだ。帰宅し出撃は諦めてビールを飲み始めると雨がやんだ。タッサンが言った通りだ。やまない雨はない。しかも、青空が出てきた。もうビール飲んでるから出撃出来ず。行かないと決めると晴れる。これは、雨男アルアルです。あの雨雲レーダーはなんだったのか?私は名古屋に単身赴任。この日は、貴重な出撃チャンスを逃しました。








3月下旬。気温7度。水温3度。
ワカサギいない。作戦時間は2時間。天気予報ではこれから雨です。雨が降ってきたら撤退する。ルアーを投げる。反応がない。やがて雨が降りだした。撤退。ノーチェイス。
これで3連敗。今日は俺の日では無かった。

3月下旬。気温10度。水温4度。
1時間の作戦時間。ワカサギはいない。1投目からルアーロスト。なんだかな~。風が強く波たかし。チャンスだ。ルアーを投げる。ドン!ねがかりロスト。本日、2個目。なんだかな~。目の前を川鵜が通過。ここは私の戦場ではない。川鵜が湖にいるのはいいが流れ込む川に入るのは許しがたい。川は湖への魚の供給源。
奉納効果とゴミ広拾いを行っているので必ず釣れることを確信。ルアーを投げ続けること40分。チェイスあり。34センチくらい。かかった!あああああバレた。なんだかな~。結果、ボ。SOさんのようにはいかない。これで4連敗。今日は俺の日では無かった。
神様は何を見てるんだ!仕事をサボってる。・・・・と口に出したら・・・と思ったら絶対にいけません。謙虚に謙虚に。


4月上旬。気温9度。水温4度。
この日の作戦時間は1時間半。夕まずめ一発勝負。simaさんが援軍でくる。私がポイントに到着するとsimaさんも到着。

援軍と共にスタミナン7。
ちなみに私は長野県製薬の回し者ではありません。







simaさんは、渓流の帰りで夕まずめ一発勝負にかけつけた。simaさんは、この日も社長出勤だったようです。よっ社長!見てますよ~。そしたらサムさんと遭遇。サムさんのハンドメイドミノー乱舞も綺麗です。











最近の状況を聞いてポイントへ。
ルアーを投げる。投げる。ノーチェイス。分かったぞ!ここには魚はいない。
辺りが暗くなりだしチャンスタイム。きた!二匹同時のチェイス。小さいけど・・・。やる気マックスでルアーを追ってくる。かかった!キャッチすると銀ピカなアマゴ。










小さいですがランドロックサツキマス。サイズは26センチ。湖としては小物ですが今年初物です。アマゴのようなパーマークはなく銀ピかです。美しい。初物はサイズに関係なく嬉しいです。連敗もストップ。










その後もルアーを投げていると、ドン!
きた!!ジジジとドラグが鳴る。これはかなりいいサイズだ。バワーもある。40はいってると思った。竿がひん曲がる。隣にいたsimaさんは、ねがかりだと思っていたようです。慎重にやりとりをして寄せてくるとバチャバチャ暴れる魚体が見えた。
でけー。
一気に緊張が高まる。足元には流木や切り株があり潜られたらヤバイ。暴れる魚。ヤバイよヤバイよ。simaさんから「いなして!いなして!」とアドバイス。バトルの末、無事ネットイン。









冒頭のランドロックサツキマス、49センチ。
デカイ銀化した湖のナビラです。ただ背中に傷があり川鵜にやられたようです。
しかし、デカイ!!
なんもいえねぇ。







これは日頃の行いのおかげです。神様は日頃の行いを見ています。分かってるな~。どんなにゴミを拾って見返りがなくても信じる事。信じ抜く事。・・・・神様に、信じ抜く事はおかしいとsimaさんが言っていたような気がしましたが気のせいだと思います。

アマゴの自己記録更新です。後1センチで50センチでした。擦っても49センチ。しかし、厚みがすごい。幅がある。感無量。







simaさんから、もう禁漁してもいいのでは?と言われたような気がしましたが恐らくこれも気のせいだと思います。ちなみに私の自己記録は、これでアマゴと岩魚49センチ。ニジマスは59センチです。

今日は俺の日。
simaさんから、つまみをもらいました。ありがとうございます。トレジャーハンターさんから、いただいたビールで乾杯。特別な日のためにとっておいたのです。祝杯だ。
simaさんが合流してすぐ、つまみをくれたのは、これを想定してたんですね。先を読む力が凄いです。






春の湖、ルアーでの戦いは始まったばかり。
初めてカミソリと出会ったのは、2013年の春。次に出会ったのは2016年の春。それからは対カミソリシステムを投入。それからしばらく奴は姿を消し2022年春に久しぶりにカミソリと遭遇したが、その時はカミソリシステムでなかったのでスパッとラインを切りあっけなく敗北。その後にニュータイプと遭遇したがバラした。カミソリのパワーは半端ない。奴はカミソリを持っていてラインをスパッと切ってしまう。広く深い湖のどこかにカミソリが潜んでいる。



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