マイケルとジャクソンの導き ~完全復活の渓~

山猿

2024年10月05日 00:46

さのやさんと2008年から始めた信州木曽の支流を月に一度調査する、通称ツキイチ
月イチ定例支流調査2024年7月分。












今回出会えた黒ヤマト。この黒ヤマトはマイケルとジャクソンが導いてくれた。
ヒットルアー、SOさんのハンドメイドルアー魚雷(源流バージョン不本意リップレス)

かつて、さのやさんが見つけた沢。そこには木曽ヤマト岩魚が生息していました。さのやさんのお気に入りの渓でした。しかし、災害に見舞われ全滅。

災害後、2018年に調査した時は、あれだけ居た岩魚の姿はほとんどなく、1匹しか釣れませんでした。あの時は災害の傷跡がありました。
2018/06/09

本流スジは全滅しても、支流があるのでそこから魚が落ちてきて復活しているのでは?枝沢は本流への魚の供給源です。2018年からかなり月日が経った。さのやさんが大好きな、あの渓が復活したか?その調査に行きました。
作戦を立案。











車2台作戦。川通しで帰るとロングになるので脱渓ポイントに車をおいて入渓地点に車で戻ります。一度、この作戦を月イチ定例支流調査2022年9月分で行ったが失敗。そして、今年の6月分でも失敗。この作戦を成功させるカギはキー。作戦通り1台は脱渓ポイントへ。そして、だいぶ降りて入渓ポイントへ。この作戦のキーは鍵です。
釣りの準備をしていると、ミヤマクワガタのメスがいる。








立派なメスです。持って帰ろうかとも思いましたが、うちにはメス2匹とオスが1匹いるので、もう水槽に入る余地なし。諦めて逃がしてあげました。
そんな事をしていたら・・・・
マイッタ、まいった、マイケルジャクソン。
トラブルがあり車2台作戦は中止。しかし、これが結果オーライとなることをこの時は知りませでした。仕方なく入渓したくない地点から入渓を目指します。







ここから沢まで遠いです。
帰りは体力的に辛いルートです。計画が変わってしまいましたが仕方ない。
マイッタ、まいった、マイケルジャクソン。
復活が確認できるのか、不安になります。









なんとか無事にポイントへ到着。まずはサワバタ会議。
これが長い。座ると根っこが生えます。レッドブルを飲んで気合いを入れる。
私はレッドブルF1チームと、ビザキャッシュRBチームを支援します。角田のレッドブルF1チームへの昇格がなければ2025年で支援は打ち切ります。








サワバタ会議中、そこにあるポイントにルアーを投げる。いきなりチャイス。魚がいるぞ!!2018年の調査の時には、チェイスは全く無かった。これは期待ができる。客引きでないことを期待した。







(だいちゃんから頂いたツインパワーとSimaさんのハンドメイドルアー、アバロン)

スナップを結ぶのに目が見えず悪戦苦闘。
マイッタまいったマイケルジャクソン。

私が叫んだ。レッツゴー!
訳:いくぞ!
さのやさんが言った。バッチグー!
訳:物事が順調に進んでいる。








先行するさのやさんが言った。
いるぞ!
チェイスがあったそうです。どうも最初のは客引きではなく、本当に岩魚がいるようです。
そして・・・・








さのやさんに
待望のヒット!!









良型の肉厚な木曽ヤマト岩魚が釣れました。やりました。岩魚が復活していることが確認出来ました。
一匹交代で釣り上がります。そして、私にもヒット!










ヒットルアー:Simaさんのハンドメイドルアー、アバロン。
良型の木曽ヤマト岩魚でした。
測定したら26センチありました。








これでボウズは回避。
ホッとしました。これで先行交代。
妻が作ってくれたオニギリをパクパク。
妻に感謝です。さのやさんの釣りを見学しながらどんどん登ります。











さのやさんに直ぐにヒット!
バレた奴がまた釣れる。ガツガツ系の木曽ヤマトだったようです。商〇〇系です。
今ではあまり釣りをやらなくなった、さのやさんですが腕は健在です。さすが流水の貴公子です。








私が先行。良いポイントでルアーを投げる。するとミスキャスト石の上にシェミーが乗ってる。リールをまく。ジェミーが動かない。リールが壊れたのか?と思ったがスナップが壊れてました。ミスキャストで石の上でスナップが壊れたと思いますが、ジェミーをロストするところでした。危ない。幸運です。そのジェミーでヒット!









ヒットルアー、だいちゃんのハンドメイドルアー、ジェミー。

時々源流にも熱風が吹き込んできます。これは下界は相当あついと思います。今年の夏は暑すぎです。










どんどん登ります。そして、木曽ヤマト岩魚が釣れます。
ヒットルアー、タッサンのハンドメイドルアー、トコナ。










また、ヒット!!
ヒットルアー、ザンマイ。
ザンマイナイス。








この渓は、かつての姿に戻ったと、さのやんは言います。
完全復活だ。

サムさんのハンドメイドルアー、
乱舞でヒット!!









そろそろ昼かな??と思っていたら小沢が現れた。
小さなポイントにSOさんのハンドメイドルアー、魚雷を投入。
ドン!!
小沢の小さなポイントには似合わない大物がヒットした。でかい!!
寄せてくるとバレた!!ちきしょう!!と思って魚雷を回収すると・・・






まさかのフック折れ。フックを食いちぎる大ヤマト。奴はニュータイプか??
ちょっと、この小沢を釣り上がってみる。黒いヤマト岩魚がおりますに。












冒頭の写真の黒ヤマト。
ヒットルアー、SOさんのハンドメイドルアー魚雷(源流用不本意リップレス)



小沢の黒ヤマトを確認し本流へ戻ります。

さて、お昼になりました。サワメシです。
さのやさんが夏野菜を焼いてくれました。
これは・・・うまい!









良いことやってる。さのやさんが言った。
「いいよ!いいよ!松本いーよ。」
しかし、私はスルー。
さのやんが言った。
「いいよ!いいよ!松本いーよ。」
私はようやく気がついた。そうゆうことでしたか。拾えなくてすみません。反省してまーす。
さのやさんは、水に手を入れてしっかり確かめる。水温15度。
私は16度と回答。
正解は14度でした。水温は低かったです。さすが源流。さすがさのやさん。

メシを食べたら釣り開始です。


ここで釣れなければ釣りは辞めた方が良いポイント。
そこでヒット!!なかなかの手応え。
キャッチしたら尺ヤマト。感無量。







本流を登っていたら怪しい雲が出て来ました。そして、雨が降ってきた。
マイッタ、マイッタ、マイケルジャクソン。
やばい。ここは険谷。増水したら遭難の可能性があります。通らずだけは抜けたい。急ぎ下山準備をします。








制覇ではないですが、いつもの写真も慌てて撮影。慌てていたので撮影失敗ですが撮り直す余裕なし。
水温計忘れた事に気がつく。サワメシ現場で水温計を忘れました。最近、物忘れが酷いです。下ってる途中で水温計の救出は成功しました。










途中の通らずさえ抜ければ安心です。もう増水しても大丈夫。だれだ雨男は?それは私です。
車まで1時間40分かかりました。川遠しはやはりえらいです。さのやさんは古傷が痛むので安全第一で帰りました。
私は途中でドボンしました。携帯は浸水しましたが無事に使えるので良かったです。








晴れ男と雨男でスタミナン7。
ちなみに私は長野県製薬の回し者ではありません。
さのやさん、お疲れ様でした。完全復活を確認出来ましたね。良い調査でした。そして、今回もお世話になりました。安全第一。危険と思ったら迷わず撤退しましょう。
しかし、あの小沢は侮れない沢。
安全祈願の時に、今年の年間計画は確定したが予定変更。
次の月イチ定例支流調査8月分は、黒ヤマトが潜む小沢を制覇する。








マイケルジャクソンがいなければ、小沢の黒ヤマトには出会えなかった。
ありがとう!マイケルとジャクソン。



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