2024年 解禁の儀

山猿

2024年03月28日 12:13

3月上旬。
遂に信州木曽の渓流が解禁しました。そして、解禁の儀がしめやかに行われた。
参加者はG7に対抗してマスト5。
マストファイブとは、晴れ男二人。雨男二人、持ってる男一人。の5名。持ってる男は何をもってる?金か?名誉か?テクニックか?
前日は作戦会議。まずタッサンが一番に会場入り。二番はSOさん。まずは2人で乾杯の練習を行います。







そして、私が合流。
乾杯の練習を3人で行います。
そして、だいちゃん到着。これまた練習。





雪が強くなってきました。これは、雨男が近くに来てる。
そして、simaさんが到着。この時は、すごい雪が降ってます。雨男は雨を降らす能力がありますが気温が低いと雨は雪へと変わります。

やっと、本番です。
練習をした甲斐があり乾杯は上手く出来ました。













マスト5の会談は夜遅くまで続いたが何を話したのかは覚えてません。私以外は、ハンドメイドミノーを作成しています。私はハンドメイドミノーを作成できる人を尊敬します。リップを削るのは大変らしいです。岩魚狙いはケツさがりがいいらしいです。黒、黄色、黒はしまった感じがするそうです。














毎度の事ながら、話した内容は忘れてしまいましたが、この環境が良かった・・・泣ける。と聞きましたがなんだったか???だいちゃんのタナビラ事件は、かすかに覚えています。
シメには、だいちゃんからもらった鴨肉を入れて、すんき天ぷら蕎麦を食べました。魔法瓶にお湯を持ってきました。チェイサーにもなりますしね。











あっ!鴨肉すんき蕎麦、うまい!!


simaさんのブログの売りは綺麗な文章でしたが、「最近〇猿さん寄りになってきましたね。」とタッサンから口頭注意を受けてました。

翌日のプランが決まり朝5時に出発。
ということで就寝しました。









朝、天気は快晴。良い天気だ。雨男が2人いるが信じられない快晴です。
そして、朝8時、出発だ。いつもの仕事をしてもらいますよ。
激論を終えた朝にはスタミナン7。
ちなみに私は長野県製薬の回し者ではありません。









8時??理由は、止まない雨はない。気温が低くて沸かない湯もある。起きない事もある。
出発が遅れたのは、朝起きたら予想以上の積雪かあり作戦を念蜜に練り直した為です。公表できる表向き理由は。2時間、作戦を念蜜に練りに練って時間がたってしまいました。公表できる表向き理由は。AブランからDプランまで作戦を考えました。Dプランは蕎麦を食って温泉に入って帰るという、もはや釣りではない作戦です。






(朝食は、いつものカレーメシ。すんきをトッピング。)


状況を見つつ、SOさんの意見もありプランAを決行しました。
天気は良いですが油断は出来ません。雨男が2人もいるからね。寒いのでカッパも着ますが後に、これが正解だと思い知ることになる。
車止めで準備をしているとsimaさんが騒ぎ出す。









大きな声で「あれ?ゴミが落ちてる。」と言いながらゴミを天にかざしています。これは下心ありありだ。すると、突風が吹き木に積もっていた雪が一気に落ちてきて我々は雪をかぶりました。やはり、神様が怒ってる。
そして、私もゴミを見つけましたが、そっと片付けました。神様は日頃の行いを見ています。










車止めからテクテク歩く。
沢が小さいので、このエリアに詳しい、simaさん班とSOさん班の2チームに別れます。simaさんと私は下流から。上流からは、SOさん、だいちゃん、タッサンです。雨男と晴れ男班と言っても良いチーム編成になりイヤな予感がします。














我々は入渓してすぐのポイントでsimaさんにチェイス。幸先が良いです。でも、追いが緩いので厳しい予感がしました。
その後、遡行するも沈黙が続く。
やはり最初の魚は客引きだった。










SOさんは解禁直後の釣りで雪の沢で転倒し負傷しました。写真で見て痛そうだったので、それを思い出し一歩、一歩、慎重に歩く。凍結している箇所もあり滑る。
ズル禁止。











先行するsimaさんが何か言ってる。川の音がうるさく聞こえない。「なんだって~?」近くに寄ってようやく聞こえる。「チェイスがありましたよ。」
しばらくして、simaさんが何か言ってる。聞こえない。「なんだって~?」近くに行くと、「ここに魚がいましたよ。」











その魚を狙ってみる。出て来た!小さいがヒット!!
ザンマイ、ナイス!
2023/09/29


simaさんを呼んだが聞こえてなくて、やがて姿が見えなくなりました。
写真を撮ろうとしたら、ネットの中にいるハズの魚がいません。なんで??
ネットに小さな穴が空いてました。岩魚が小さいもんでそこから逃げたようでした。マズイ・・・まずいぞ。この魚が最後の1匹になる可能性が高い。写真も撮ってないと釣ったと言っても信用されないだろう。必死で探す。小さな池なので必ず居るはず。石の中に手を突っ込むと・・・いた!!なんとか引きずり出し、もっと浅瀬に持っていき証拠写真をパチリ!










危ない。危ない。何せ2024年の初物ですからね。
15センチのハイブリット系木曽ヤマト岩魚の幼魚でした。2024年、渓流での初物です。
私が先行しているとsimaさんがニコニコして追いかけてきました。何と、遊漁券を拾ったみたいです。私が落としたみたいです。凄く助かりました。ありがとうございます。でも法外の9000円を請求されました。








しかし、渋いし寒い。
ここで早いですがサワメシとしました。寒いので湯が直ぐに沸かないと思ったら、やはりジェットボイルは早い。直ぐに沸きました。
温かいカップラーメンは体が温まります。お湯が余ったので寒そうなsimaさんに分けようと思いましたが拒否されました。千円請求使用と思ったのは内緒









やがて、雪が降ってきました。しかも強め。やっぱりそうなるよね。カッパを着てきて良かったです。雨男は気温が低いと雪を降らせる能力があります。
しかし、上流組の雪だるまが見つかりません。入渓地点がかぶらないよう、目印に雪だるまを置いておくと言ってましたが・・・もっと上流から入渓したようです。







(撮る人を撮る。)



超一級ポイントが現れました。simaさんは心が折れたのか?写真や動画を撮っています。私は水温計を設置しました。水温は5度くらいかな?最近、物忘れが酷いので絶対に忘れないようにしよう・・・と心に刻む。











超一級ポイントで粘っていたらヒット!3匹出て来たけど一番小さいのが、かかりました。
15センチの木曽ヤマト岩魚でした。
ヒットルアーはSOさんのハンドメイドミノー、源流専用魚雷不本意リップレスです。









集合時間まで、まだ時間がありましたが寒いし、雪が降るし釣れないので撤退。釣りを辞めると雪もやみ晴れてきました。これは雨男あるあるです。
急斜面を脱渓し林道に出ると上流組3人の足跡が残っていました。まだ上流に向かったようで帰って来た足跡はありません。










我々はテクテク林道を歩いて集合場所に到着。まだ時間があるから、そこから釣り開始。するといきなりsimaさんに良型2匹のチェイス。ここは、穴場か??と思ったらその後はさっぱりです。彼らは客引きだった。そして、雪がまた降ってきて強くなります。釣りをやりだすと天気が悪くなる。これは雨男アルアルです。












天気が悪くなるし釣れないしで完全納竿です。集合場所で上流組を待つことにしました。これは爆釣して戻れなくなりますに状態か?
集合時間に待ってる間、雪が激しく降ります。これは嫌がらせか?
だれだ!雨男は?それは私とsimaさんです。










その時、突然思い出した。
水温計忘れた。
しまったシマッタ島倉千代子。今から戻るか?いや、あそこまで戻る気力、体力なし。
最終コーナーのカーブミラーを見ていると!来た!違う・・・あれは幻覚?幽霊?
やがて、雪が止み、晴れてきました。
「これは、奴らが来る。晴れ男達がくるぞ。」
そんな事をsimaさんと冗談で言っていたら本当に来ました。晴れ男のSOさん、だいちゃんは凄いですね。我々の負のパワーを吹き飛ばしました。持ってる男、タッサンも居ますしね。
どうでした?とお互い報告します。
我々は「すでにすごいです。」と報告。
だいちゃんは「爆釣です。」と言ったが目に力なし。上流組の写真を見せてもらいましたがタナビラ1匹の写真と、なぜかネットだけの写真を見ました。











帰りがけ、よさげな淵でタッサンがルアーを投げます。持ってる男は何を持ってる?魚は出て来ませんでした。持ってるのはどうも、極秘ですがお金のようです。
これにて解禁の儀は終了しました。なんとか木曽ヤマト岩魚の顔が見れて良かったです。2024年渓流シーズンがスタートしました。
皆様、お疲れ様でした。寒いし、渋かったですね。解禁の儀はお祭りです。今年も釣りを楽しみましょう。









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