第10回 最悪な結末

山猿

2009年05月29日 20:18

2009年5月上旬


撮影日2009年4月16日メイン水槽のボス



水槽の水温を見たときは13度。



まだ当分、クーラーの設置はしなくていいな。と思っていました。それから数日後、急に暖かくなり水温をみたら17度。
二つある水槽のうち60センチ水槽にいるチビヤマト岩魚、1匹他界。ただ他の岩魚達は元気です。



ですが、クーラーを設置する事にしました。あわてて準備に取り掛かりますが名古屋へ行かないといけません。
クーラーを始動するまでの準備が出来なくて、名古屋に向かいました。
今度、名古屋から帰ってきたら、メイン水槽、長さ120センチ、縦45センチ、横45センチにクーラーを作動させて、ボスを逃がし、その水槽にチビ達を入れる計画です。



数日後、信州木曽に帰ってきました。クーラーを始動させる為の最終準備と、寂しいですがボスが余生を安らかに暮らしていける所に放流する為に、岩魚ルーム(岩魚のいる部屋)に入ります。
しかし、何かがおかしい。違和感を感じました。

なんと、メイン水槽に水がない!!




そして、横たわるボス。

原因は、上部ろ過層の吹き出し口のトラブル。水がろ過層からあふれでた事でした。




頭が真っ白になりました。
誰にも気がつかれる事がなく逝ってしまいました。2002年から飼育を始めて数々の試練を乗り越えてきた最後の1匹。

これは、寿命なんかでなく、飼育者の管理不足です。まだまだ生きたと思います。食欲も旺盛で気になっていた白い点も、もう駄目だと思っていたのに ゆーたんさん が言うように回復しました。
こんな最期を迎えたボス。しかも、このタイミングで・・・無念だったと思います。

そして、主の居なくなった水槽に新入り達が入りました。




水温はここのところの気温低下で13度。クーラー設置完了しましたが、15度になったらクーラーを始動しようと思います。




悲劇の最期をとげたボス。それでも、私の岩魚飼育は続いていくのです。




 享年7才  生粋のヤマト岩魚  オス   29センチ 





第1部完


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