源流人山猿の岩魚飼育日記

※記事更新が遅れています。信州木曽の渓流は１０月１日より禁漁となりました。

【月イチ定例支流調査２０２２年８月分】

さのやさんと2008年から始めた月に一度、木曽の支流を調査する通称ツキイチ。2008年から続いてきたのには、それなりの理由があります。今回は、子供の頃に父と通った私のホーム。オヤジと釣り歩いた沢の支流の調査を行います。
前日、魔女の一撃をくらった。腰が痛いです。さのやさんも3日前に魔女の一撃を食らったらしい。車止めで川の音を聞ききながら準備をしていると痛みが半減しました。これが源流治療。自分自身の体の回復力を高めるのが源流です。
出発前は支援ドリンク、レッドブルの出番です。私はレッドブルＦ１チームとアルファタウリＦ１チームを支援します。今年は３日間鈴鹿に応援に行きますよ。







車止めから進んでいると・・・

懐かしいな~。とさのやさんは言う。
ここは、私が子供の頃、父と通った想い出の沢。そう、ここは私のホーム。その沢の奥を目指し、さのやさんと進む。オヤジと釣り歩いた区間のその奥を目指します。天気予報では、午後から雨。今はまだ晴れている。さのやさんは晴れ男。私は雨男。午後は雨男の威力が発揮されるか？

（サワメシ中の写真。まさか雨？？）




林道を進みながら気がついたがあの頃と風景が全く変わっていない。都会は新しいビルが建ち姿が変わっていくが、ここは私の子供の頃と全く変わらない。私が子供の時に通った風景そのままです。
懐かしいな～。とさのやさんは言う。

オヤジと釣り歩いた区間のその先を目指してさのやさんと進む。
最近の技術の進歩は凄まじい。という話をしながら進む。そこでさのやさんは言う。じゅじゅつ？じゅじゅつ？呪術か？

オヤジとの想い出の沢のその先を目指すならスタミナン７。ちなみに私は長野県製薬の回し者ではありません。







昔と変わらない景色。さのやさんと林道を進む。林道を進みながら父と来た当時の事を想い出す。あの時、オリンピックをやっていてラジオを聴きながらここにきた。
懐かしいな～。とさのやさんは言う。

あのとき確か陸上をやっていた。カール・ルイスが活躍していた時代。そこでカール・ルイスの後に出てきた最速の男の話になった。オリンピックでカール・ルイスより早い奴の名前なんだっけ？ドーピングしていた選手。アメリカ人の。黒人の。ボルト？？違うか。ボブ？？なんだっけ？二人で思い出せません。携帯で検索すればすぐ答えが分かりがここは圏外。なんだっけ？

先行されないように父と暗いうちにきて、ここから入渓して、沢で昼飯食べて脱渓するのはここで・・・だいたい午後２時にはうちに帰っていた。とさのやんに話すと・・・
懐かしいな～。とさのやさんは言う。
いやいや、さのやさんは知らないですよね？スキをみて私の記憶に入り込む、さのやさんはさすがです。

最近、運気が悪いという話もしながら進む。
まだ目的の場所には着きません。

仕事はうまく行かないし、木曽川タナビラ戦記では魚は釣れないし、手は突き指するし、突き指したすぐ後にデカイのをかけて痛みでバラシたし。財布落として中には三万はいってたし。しかし、木曽の寅さんとの釣りキャンプで運気が変わった。
あのとき尺は連発。その後、財布も見つかった。木曽川タナビラ戦記では尺もでた。結局人生はトントン。悪い時もあれば良い時もある。大切なのは前向きに生きることです。
と、そんな話をしていたら父と釣り登った終点に到着。ここからは未知なる世界。
沢に降りたらどっこらしょ。まずはサワバタ会議。すぐには釣りはしません。
さのやさんが水に手をつけてます。
左手で１４．２度と言います。
正解は１６．４度。
高いな～。とさのやさんは言う。残暑が厳しくて最近は暑い。体内に熱がこもっているのかも知れません。
サワバタ会議中にも思い出さなかった、あの当時の最速男の名前。ボルト？？違う。ボブ？違う。アメリカの選手だったっけ。カール・ルイスは違う。黒人の・・・。思い出せません。
さて、釣りを始めますか・・・まずは本筋から。







ルアーを投げても反応なし。想像以上に渋い。ここまで来る人はそういないと思ったが・・・・。前日に人が入ったようで足跡がありました。
何とか小さいながら木曽ヤマト岩魚を一匹釣りました。まずはボウズ回避。







ヒットルアー、だいちゃんのハンドメイドルアー、ジェミー月イチ専用。

そして、今回はオヤジと通った沢の支流の調査です。
目的の支流へ入った途端、岩魚の反応が良いです。小さいけど。タナビラもおりますに。源流のタナビラ（アマゴ）は難しい。タナビラはなかなか釣れません。ですがタナビラを狙ってsimaさんのハンドメイドルアー、アバロンを多用します。ルアーにはそれぞれ特性があります。
アバロンがタナビラには強いのです。












（アバロン、シンキングタイプ）




源流のタナビラは難しい。でもアバロンは素敵な木曽ヤマト岩魚を連れてきてくれました。
木曽ヤマト岩魚の特徴は白点が不明瞭で朱点があります。

タッサンのハンドメイドルアー、トコナでヒット！！










だいちゃんのハンドメイドルアー、
ジェミー50Sでヒット！！
次々に木曽ヤマト岩魚を連れて来てくれました。









天気が怪しくなってきた。今にも雨が降りだしそうです。だれだ雨男は！！それは私です。

昼になって雨が降ってきた。天気予報通りです。沢メシにしましょう。
さのやさんの新兵器。タープを張ります。そして、メシを食うためにカマドを作ります。それが楽しいと、さのやさん。キャンプが好きなわけです。










タープを張終えてサワメシです。雨をしのげて快適です。タープ最高です。
沢には目の前にタナビラが泳いでる。さっきルアーを投げたんですけどね。流れてくる虫を補食しています。タナビラを見ながら昼飯とは贅沢です。タナビラを見ながら妻が握ってくれたおにぎりをパクパク。妻は普段ガミガミうるさく「あなたには期待してない。」と言われますが感謝しています。













さぁ、タープの下にリュックを置いて釣り開始。
雨が降ってますがここは、すごく平です。増水しても安心なはらたいら。増水対策川に指定です。













ここでＳＯさんのハンドメイドミノー魚雷のすごさを思い知る。
さのやさんの釣りを見ていたら、なにか竿がビクビクしてる。
木曽ヤマト岩魚が釣れてました。








ＳＯさんのハンドメイドルアーの魚雷を水中にただ置いてるだけで岩魚が釣れた。本当に、ただおいてるだけ。ビックリです。


はらたいらな沢を釣り登ります。雨が降って霧も出てきました。木曽ヤマト岩魚はずっといます。









だいちゃんのハンドメイドルアー、
ジェミー、ピンキータナビラでヒット！！








ここは、はらたいら。淵も浅いので
simaさんのアバロン、フローティングタイプを使用します。
そして、木曽ヤマト岩魚がヒット！！















今回の調査で最後をシメたのは、だいちゃんのハンドメイドルアー、
ジェミー月イチ専用。でした。


私はこの日に名古屋に帰らないといけないので帰る時間を考えるとここまで。
制覇とは言いにくいですが、岩魚も薄くなり、水量もなくなってきたので・・・・父との想い出の沢の支流を
みなし制覇。












さて帰ろう。林道がないので川通しで帰ります。タープが張ってあるサワメシポイントまで歩いても歩いてもまだ着かない。想像以上に奥まできたようです。








さのやさん、お疲れさまでした。天気予報通り雨が降りましたがタープは最強でしたね。おかげで快適なランチが食べれました。しかも、タナビラを見ながらのランチは、どこの高級店もかないませんね。
今回の調査で分かった事は、父との想い出の沢の支流は、はらたいらな増水対策川でした。そして、奥まで木曽ヤマト岩魚がずっと生息していました。








車までの帰り道、さのやさんが言った。

思い出した。ベン・ジョンソンだ。

良く出てきましたね。すごいです。
ベン・ジョンソン
懐かしいな～。

※ベン・ジョンソンはカナダ国籍だそうです。