源流人山猿の岩魚飼育日記

【木曽川タナビラ戦記番外編】
川鵜との戦いの記録。私がやることではない。本来は漁協の仕事です。川鵜が悪い訳ではなく、以前生息してなかった木曽に来るのが問題です。進撃する川鵜。








以前は川鵜が信州木曽には居なかった。近年、川鵜が木曽にもやってくるようになった。川鵜がやってきて木曽の渓流魚は激減した。木曽漁協が動かないので自分のポイントは自分で守るしかない。川鵜の侵攻に対して２０２０年に抵抗軍を結成。情報部員も偵察部隊も工作員も狙撃兵も司令官も隊長も一等兵も高射砲部隊も全部俺。一人抵抗軍。またの名を抵抗軍一人。
戦え、戦え、心臓をささげよ。川鵜に木曽にはヤバい奴がいると思わせる作戦です。

２０２１年１０月２０日。
激闘の末、北の将軍様の支援のもと川鵜は木曽から完全撤退。勝利宣言を行いました。北の将軍様とは金正恩じゃないよ。寒気です。












２０２２年３月。
春になり北の将軍様の空軍の撤退が始まる。抵抗軍に空軍はない。すぐに川鵜に制空権を奪われた。そして、川鵜の侵攻が始まった。以前なら川鵜の侵攻は５月から始まりましたが北の将軍様の力が弱くなってます。
抵抗軍は３月から５月は春の湖ルアーでの戦いでカミソリを追っている。二面作戦は出来ない。抵抗軍は圧倒的に兵力不足。なにしろ抵抗軍は一人なので。










２０２２年５月中旬。
春の湖ルアーでの戦いが終わり、木曽川タナビラ戦記を本格的に始める。この時すでに川鵜に木曽川は全域を掌握される。木曽川に行けば必ず川鵜と遭遇。川鵜に一羽会えば、嫌いな上司に｢面談やるぞ。｣と一回言われるくらいテンションが下がります。







２０２２年は戦い方を変更しました。
前年の２０２１年での川鵜との戦いで、抵抗軍は錦の御旗を失い、賊軍となった。サツに追われる事になった。川鵜パトロールでは橋の上で川を覗いていると通行人から不審者に思われてしまいす。川鵜に木曽にはヤバい奴がいると思わせる作戦は人間にヤバい奴がいると思われてしまった。淵に一見、川鵜が居ないと思っても５分は潜ってるので５分は橋の上から川を眺めてないといけない。過剰反応する一般市民の通報に警察は、いちいち対応しなければならず、警察も大変ですね。その反省を踏まえ、２０２２年は橋の上からは、ちょい見にして一回の時間を減らし回数を増やす。また、釣り人と分かる服装にかえました。おかげで２０２２年は抵抗軍はサツに追われることなく正規軍として戦えました。









２０２２年６月上旬。
川鵜パトロールに出かける。これより敵の支配地域。警戒を怠るな。突然、水中から川鵜が出てきた。２０センチくらいのタナビラを咥えている。放せー！私の目の前で飲み込まれるタナビラ。

くそー。渓流の女王が殺られた。救えなかった。無念。


２０２２年６月中旬。
５羽の大編隊に遭遇。あんなのが一つの淵に入ったら、そのふちは全滅する。川鵜には規則性がある。
後日、５羽の大編隊を待ち伏せ。
きた！まだ射程圏外。ひきつけろ。まだだ。まだだ。十分近づけてから撃て。距離１００Ｍ。まだだ。距離５０Ｍ。まだだ。距離２０Ｍ。
撃て！
撃墜。
それからは５羽の大編隊に遭遇せず。ルートを変えたか？時間を変えたか？えさ場を変えたか？


２０２２年６月下旬。
戦況は、きわめて劣勢。非常に厳しい戦いが続いている。木曽川へ行けば川鵜ばかり。抵抗軍は一人。圧倒的に兵力不足。そこに義勇兵が現れた。SOさんとsimaさんです。











２０２２年７月上旬。
川鵜の猛攻。一回の釣行で13羽目撃。嫌いな上司に｢面談やるぞ。｣と13回言われたくらいテンションが下がります。
フォックスだ。通称フォックスが現れた。川鵜なのにフォックス。しかも２羽。昨年より１羽増えた。私の意表をつくフォックス。やつは私の逆をつく。飛行ルートは把握した。次に出会ったらフォックスを撃墜する。












２０２２年７月中旬。
川鵜15羽と遭遇し撃墜5羽。大戦果です。
しかし、川鵜からポイントを奪還出来ない。川鵜の猛攻。抵抗軍は圧倒的な兵力不足。なにせ一人ですから。一人抵抗軍。ここは援軍を要請する。

２０２２年７月下旬。
援軍がやってきた。SOさん、タッサン、だいちゃんです。木曽サミットも開催。









２０２２年８月上旬。
戦況は、きわめて劣勢。非常に厳しい戦いが続いている。
木曽川に行けば川鵜の猛攻。左から敵！２羽編隊。撃て！左、敵３羽編隊。撃て撃て！！川鵜はステルス機能を持っている。いきなり現れる奴もいる。くそー撃ち漏らした。中には動員兵も。新兵は戦闘経験がないので攻撃はたやすい。でも私との戦闘経験がある川鵜に近づくのは難しい。私の車を見ただけで逃げる川鵜もいる。左敵！撃て！！いや違う。味方だ。カラスは味方です。味方のカラスを誤爆。
そして、戦闘中に負傷。こけて突き指しました。


２０２２年８月下旬。
７羽と遭遇し５羽撃墜。大戦果。撃て撃て！！命中！！いやちがう。味方だ。カラスは味方です。誤爆２回目。まもなく北の将軍様がやってくる。空軍の援護を受けて反撃を開始する。
しかし、川鵜に掌握された木曽川は壊滅状態。木曽川に通っても釣れない日々が続き5連敗。ついにレンボーが現れた。











２０２２年９月上旬。
川鵜が撤退の兆しがあると情報部より報告あり。
フォックスが現れなくなった。
まもなく北の将軍様の空軍が援護にくる。反撃開始だ。














２０２２年９月中旬。
北の将軍様の援護を受け反撃。ついに川鵜本隊が撤退を開始した。
木曽川本流を川鵜から取り戻す。
そして、木祖村奪還。












木曽町奪還。











上松町奪還。









大桑村奪還。








南木曽町奪還。












２０２２年９月下旬。
川鵜本隊が撤退し、ようやく心穏やかに木曽川で釣りが出来ました。
でも、まだ残党はいます。情報部の調べではその数３羽。来年の為に戦いは続く。



２０２２年１０月中旬。
渓流は禁漁になったが、木曽川へ川鵜パトロールに出かける。川鵜がいるかもしれない。警戒をおこたるな。
もういないか？？橋の上から見ていたら川には無数の魚の群れがみえる。ウグイの群れか？そこに突っ込むタナビラがいた。サイズは２８センチくらいか？魚を食う奴はデカくなる。これからが楽しみな奴がいました。












パトロール中、石の上で休んでる川鵜を発見。残党だ。私を見ても逃げない。新兵の動員兵だ。戦いやすい相手です。ここはお前の住処ではない。住処にお帰り。狙いを定めて撃て！撃て！撃て！ビックリして石から転げ落ちる川鵜。撃墜成功。










２０２２年１０月中旬。
川鵜パトロールにでかける。石に川鵜のウンコ発見。まだいる。何処だ？道路から見えないところか？発見できず。











２０２２年１１月４日。
川鵜パトロールに出かける。警戒を怠るな。
糞も発見出来ず。川鵜も発見出来ず。雪虫が現れ出しました。
まもなく本格的な冬がやってきます。











２０２２年１１月８日。
川鵜パトロールに出かける。警戒を怠るな。
んんん？？川鵜か？緊張が走る。

鴨でした。










川鵜はおらん。平和が訪れました。本来の信州木曽に戻りました。木曽川にはライズがあります。心穏やかに居られる。
平和だな～。












２０２２年１１月１４日。
川鵜パトロールに出かけました。警戒を怠るな。いない。いない。川鵜はどこにもいない。
ついに勝利宣言。

2022年の川鵜との戦いは終わった。