源流人山猿の岩魚飼育日記

あなたは、佐藤琢磨と言う男を知っていますか？














今年、米国インディカーシリーズで日本人最高の成績を残した、元Ｆ１レーサーです。
私は、レーサーとしてと言うより、
一人の人間として尊敬している男です。

ファンを大切にする姿勢。
さわやかで、人を見下すことがない男。

彼は、レーシングカートの経験がほとんど無いのに、
レースを始めてたった５年でＦ１まで登り詰めました。
Ｆ１での最高位は、アメリカGPの３位表彰台。







そこまでなドライバーになったのも

諦めない夢への挑戦

をしてきたからです。


もともと自転車競技でトップを目指していました。


入った学校には自転車部が無かったそうです。
無いならつくる。
そして、自ら自転車部を作ったそうです。

自転車競技をしていた時も、モータースポーツには興味があったそうです。
モータースポーツにはお金がかかります。
だから簡単には出来ません。








そんな中でレーサーを育てるスクールが鈴鹿にある事を知ったそうです。
その学校に入って、成績が良ければスカラシｯプもある。
ただし、その学校に入学するには狭き門。
２０歳を超えると選考で落ちます。
その学校は、世界に通用するレーサーを育てるのを目標にしているので、
年齢は低い方が言い訳です。











佐藤琢磨はその時１９歳。
最後のチャンスだと思った琢磨は、実際には募集に必要なかった
作文を書き添えて入学させて欲しいと訴えたそうです。

そして、どういう選考方法で採るのかって聞いたら
「応募書類の経歴で選びます。」
との事。
それを聞いてカート経験も、ほとんどない琢磨は
落ちると考えたので、面接を設定してもらい
自分の思いをぶつけたそうです。

そして、合格。
自ら扉をこじ開けたのでした。



レーシングドライバーとは、危険で命がけの仕事です。

両親を熱意で説得させ入学する事ができました。
スクールに入っても、スカラシップを獲れなければ、何の意味もない。
スカラシップを獲る為には、一番にならないといけません。



２位じゃダメなんですか？（蓮舫議員風）












佐藤琢磨は、ここでトップを獲れなければ
世界ではトップに立てないと考えていました。
２位じゃダメなんです。

その為に、データをずっと研究していたそうです。


その後、イギリスＦ３チャンピオンにもなりました。

そして、日本人で初めてマカオＦ３で勝った男。
マカオＦ３とは、世界中のＦ３の強者が集結し世界一を決める大会です。
公道を使用する為に大変路面が滑りやすく難しいコース。
今まで日本人は、そのサーキットで世界とのレベルの違いを見せつけられてきました。
そのレースで日本人として初めて勝ったのです。


レースで単身渡英した時、
向こうで成功しなかったらどうしよう？
と考えるのではなく、
成功させるんだ！
という意気込みだったそうです。



四輪のレースを始めて
たった５年でＦ１まで登りつめた佐藤琢磨。








（鈴鹿サーキット内の写真展にて）









佐藤琢磨と言う男は天才なのでしょうか？


アインシュタインが言ってました。


天才とは、
努力する凡才のことである。