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2009年06月22日

20年想い続けた地

さのやさんと2008年より行っている月イチ定例支流調査。2009年(6月分)

時はきた!今季初本格渓流餌釣り。それも私が行きたかった源流へ・・・


行きたくても行く事が出来なかった秘境。行く手段がなく、時間がなく、一緒に行ってくれる釣りバ〇もいなく、行きたい!と想い始めて20年。やっと夢が叶う時が来ました。今回は私にとって晴れ男達、さのやさんとSOさん と一緒です。さすがこの二人、梅雨入りしたのに天気は晴れ。雨で中止も覚悟していたので、この二人のパワーはすさまじいです。でもこれは想定通り。
集合場所に2人はすでに来ていて時間通り出発です。予定通りです。
早朝、目的の渓へ向かいます。
向かっているはずが何故かさのやさんの車で目的地とは反対方向に・・・・


20年想い続けた地

想定外でした。その理由は内緒です。超人さのやさん も人間なんだとわかり嬉しくなりました。ニコッ

予定より遅れて私が先頭で渓に向かっている時、道を横切る黒い動物・・・・・熊!!
出来れば会いたくない動物。これで私は人生で4回目の出会いとなりました。それからはビビリながら源流に向かいます。
目的の秘境に到着したのは8時。4時に出発しやっと着きました。さあ釣るぞー

20年想い続けた地


釣り始めてすぐ異変に気がつきました。水面にはものすごい虫が居るのにライズがありません。妙だなーと思ってすすんでいきますが先頭のSOさんのルアーにも生態反応なし。ここは秘境。先行者も居ないのになぜ??
とりあえずどんどん遡行します。


20年想い続けた地


やたら薄い魚影。そんな中やっと第1号はSOさんに出ました。さっそく計測班の班長が向かいます。良型の岩魚でした。

20年想い続けた地


その後もなかなか釣果が伸びません。何度も高巻きをしながら遡行します。ここも良い淵なんですが魚影なし!!

20年想い続けた地

高巻きしている最中に、昨日1時間以上かけて採って来た1軍の餌、川虫を落としてしまい、ここまで釣れていない事もあり気分はブルーにダウン

遡行していくと魚影発見!!餌を落としてみる。まずはブドウ虫から。チラッとみて無視。餌をイクラにスイッチ。まったく無視ムカッ
そのうちSOさんが私の足元で1匹キャッチビックリ
人を恐れてはいないようですが私には釣れません。さのやさんもSOさんもポツポツ釣れてますが私は未だにノーヒット!!
複数で釣りに行けば一人は釣れないと言われますが今回は私がその一人になりそうな予感。
そして、12時近くなりようやく私に第1号

20年想い続けた地


ニッコウ岩魚とヤマト岩魚のハイブリット??それともこの川のヤマト岩魚の特徴なのか白色点があります。

昼食前にもう1匹追加。今度は黒いヤマト岩魚。

20年想い続けた地

このように針が掛かるのが理想です。魚に触ることなくリリースが出来ますから。



そして、昼食。私はここまで2匹。二桁の計画が・・・想定外です汗でもさのやさんが持ってきたノ〇アル〇ール〇ールで気分は最高にニコニコ
渓で飲むから最高に旨いです。さのやさんご馳走様でした。

昼食後、川が分かれていたので私単独で本流を遡行します。一人になった途端、朝出会った熊の事を思い出し、さのやさんから借りた熊鈴を過剰に鳴らしながら遡行します。私の熊鈴は、たか巻きの時に川虫と同時に失ってしまいました男の子エーン

しばらくの後、ついに楽園ゾーンへ。
そのころ二人が私に追いついてきました。あっちも楽園だったようです。
進めば型が良くなる岩魚達。ルアーマン2人はすでにここまでで尺を複数キャッチするなか私にも09年シーズン餌釣り最高サイズ28センチがでました。

20年想い続けた地


もう満足です。たまらないです。1日中、私が好きな源流にいれて良型まででました。ここの岩魚は丸々太っていて、重量感があり引きが強いです。これは、デカイ!上がらない!尺は超えてる!と思っても予想より小さかったりします。楽しい!戻りたくない。しかし、時間です。
ラストはさのやさん。サクッとキャッチし、家路に急ぎました。


行きはいいんです。希望と期待に胸踊らせていますから。帰りは地獄。川を降りますが途中たか巻きを何度もしなければ帰れません。

(黄色はSOさん。その前にはさのやさん)20年想い続けた地

歩く事約3時間。そこからの自転車での道のりも長く、家についた時はすでに真っ暗になってました。

大変ハードな釣行でした。私の今までの釣行の中でも、3本の指に入る体力的に厳しいものでした。そして、秘境の洗礼を受けてきました。さのやさんは、自転車で吹っ飛び、SOさんは、石で滑って川にダイブし、指を激しくついてしまい骨折が心配されるほどに指が腫れていました。
そして、私は帰りが遅い為に説教部屋へ・・・

さのやさん、SOさん大変でしたね。お疲れ様でした。

20年想い続けた地


ここへ行くには相当な覚悟が必要ですが私はもっと奥へむしょうに行きたくなりました。
どうしてもっと奥へ行きたくなるのか?それは私が高貴とは、かけ離れた源流人山猿だからです。




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この記事へのコメント
こんばんは

かなりハードな釣行だったんですね!
しかも熊から始まるとは・・・(・・;)
でも楽園があったようですね^^
あぁ、私もバイク欲しいな・・・
Posted by yukimu at 2009年06月22日 19:40
こんばんは。

熊、高巻き、へつり、そして説教部屋。
超ハードな釣行でしたね。

そんなきつい源流へ行かれる理由。
良く分かりましたよ。

源流人だからなんですね。(^^)
Posted by ゆーたん at 2009年06月22日 20:12
こんばんは&お疲れサマでした!
まだ体のアチコチが痛い、老人さのやです。(笑)

しょっぱなからの大チョンボ、大変失礼しました。m(__)m

山猿さんがこの日のために準備された新品のウェーダー、
借して頂いたおかげで快適な釣りができました。
ありがとうございました。

今回の釣行で、谷の様子、所要時間等が確認できました。
あと僅かに迫っていただろう最終目的地を目指して…

次回は忘れ物気をつけます。(^^ゞ
Posted by さのや at 2009年06月22日 20:24
こんばんは。

お疲れ様でした、これこそ木曽の秘境ですね^^ここまで行ったなら次回は、
最源流部ですね!でも「説教部屋」が怖いですね^^;
Posted by kazuさん at 2009年06月22日 20:32
yukimuさん、こんばんは

ハードでした。でも、その価値はありました。
熊に会う事は期待していませんでしたが・・・。
さすがにここは自転車では行けませんが、バイクで入れない場所は自転車が有利ですよ。
Posted by 山猿 at 2009年06月22日 23:27
相当山奥へ行かれたようですね。
私も源流が大好きですが1人での釣行が多く、本当の意味での源流へは行ったことがありません。
これだけの高巻きをするには山登りの準備もしっかりしていかなければならないんでしょうね。
ルアーよりも餌やフライのほうが有利な感じがしますね。
おっとっと、人のを見ているだけじゃなくて自分も源流巡りしなきゃ。
Posted by kita at 2009年06月22日 23:28
ゆーたんさん、こんばんは。

説教部屋は、右から左に聞き流せばいいんですがね(笑)
源流人は源流が生きる場所なんですよ。
Posted by 山猿 at 2009年06月22日 23:37
さのやさん、こんばんは&お疲れ様でした。

多分、車からウェーダーが出てくると楽観してましたが、ありませんでしたね(笑)
さのやさんも人間なんだなーと思いましたが、バイクで転倒したのに、何事も無かったかのように平然としているのを見るとやっぱり超人ですね(爆)

木曽渓流全制覇はやっぱり厳しい道のりです。でも楽しみが増えてました。次回は私がやらかす番??
Posted by 山猿 at 2009年06月22日 23:53
kazuさん、こんばんは。

ずっと行きたかった木曽の秘境。今回で登りつめるつもりでしたが、やはり奥が深く目標を達成出来ませんでした。でも次回の楽しみができましたよ。

がしかし、「説教部屋」に連れていかれないよう次回はもう少し早く帰ってきます!
Posted by 山猿 at 2009年06月23日 00:01
kitaさん、こんばんは。

なかなか行けない山奥へ行ってきました。最高に癒されましたがかなり疲れました。特別な装備はしてませんが、ロープと迷わないようにマーカーは持っていきました。
絶対必要なものは気合いと体力でした(笑)

数なら餌やフライが有利だと思います。大きさならルアーが有利な感じでした。

源流巡り楽しみにしてますよ!
Posted by 山猿 at 2009年06月23日 00:11
コン!ばんわぁ~!

これぞ醍醐味ですね!

夢のような物語の結末は説教部屋でしたか。

お子さんが小さいのでしかたがありませんよ

次回の説教部屋はいつですか?
Posted by kazudesi at 2009年06月23日 22:53
 野生の岩魚は迫力満点
 面構えがいいですね
 
 釣と言うより山登りみたいですね
 源流岩魚に合えておめでとうございました

 お疲れ様でした
Posted by 須々万の翁草 at 2009年06月23日 23:30
kazudesiさん、こんばんは。

最高でした。やっぱり源流は癒されます。
ただ携帯が繋がらないので帰りが遅いと家族は心配しますよね。心配されなかったらどうしよう!ってそっちの方が心配でした(笑)

次回は説教部屋に連行されないように早く帰ってきますよ(爆)
Posted by 山猿 at 2009年06月24日 18:40
須々万の翁草さん、こんばんは。

そうですね。面構えがいいですね!大きくなればさらに威圧されます。

大変ハードでしたが気分は最高でした。源流岩魚に会える事が出来ましたした。ありがとうございます。
Posted by 山猿 at 2009年06月24日 18:44
お疲れ様でした。
未だ指がジンジンしてますよ~

来年は是非滝まで行きたいですね!
その時は今回のような怪我をしないようにしたいっす。
Posted by SOSO at 2009年06月24日 20:50
SOさん、大変お疲れ様でした。
秘境の洗礼を受けてしまいましたね。骨折してなくて良かったです!
来年はキャンプで行けたら理想ですね。もし、そうなったら私は朝一アソコを狙いたい(ニヤ)
Posted by 山猿 at 2009年06月25日 21:03
 
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