2011年02月05日
(2) 地球の涙
前回の続きです。
2月といえば、まだ真冬です。(暦の上では春ですが)
しかし、テレビを見ていたらアナウンサーが言った。
「今日は真冬並みの寒さに戻ります。」
真冬だから寒いのが当たり前ですが、ここ数年は2月でも暖かい日があるのでこうゆう表現になってしまうのでしょう。
ここ数年、春の訪れが早く、冬が短くなっています。
そして、急激な雪解け。

(2010年2月27日撮影、積雪がないので開花が早い)
2月といえば、まだ真冬です。(暦の上では春ですが)
しかし、テレビを見ていたらアナウンサーが言った。
「今日は真冬並みの寒さに戻ります。」
真冬だから寒いのが当たり前ですが、ここ数年は2月でも暖かい日があるのでこうゆう表現になってしまうのでしょう。
ここ数年、春の訪れが早く、冬が短くなっています。
そして、急激な雪解け。

(2010年2月27日撮影、積雪がないので開花が早い)
最近では2月なのに
「3月から4月上旬並の気温です」
とテレビでは、言ってます。

(2011年2月上旬撮影。この時期、私が子供の時はソリ滑りをしていた。)
これも地球温暖化の影響なのでしょう。
地球温暖化の原因が、人間の活動にあるのかは、分かりません。
ただ地球が暖かくなっている現実があります。

(私が湖の釣りの為に2002年からつけているデーター。
湖の水温、自宅付近の気温、積雪量、桜の開花時期、釣果など記録しています。
これを見ると温暖化が良くわかります。)
人類は、温暖化を防ぐ為に京都議定書を作りました。
しかし、温室効果ガスを大量に排出している大国の中にはその枠組みに参加していない国もあり、地球の温暖化を防ぐ取り組みは不十分です。
今、年間の平均気温は、右肩上がりでじわりじわりと上がっています。
その為、海の海水温度も上昇し、今年の大雪の原因の一つとも言われています。
今年は雪が多く、豪雪地帯の人達は、悲鳴を上げています。自衛隊が出動するほどの大変な事になっています。
豪雪地帯の人達は毎日の雪かきで疲れきっています。泣いている人達がいます。
雪は私たちにとって都合の悪いものです。
雪が積もれば、交通機関は乱れ、事故も起きる。

雪かきは大変ですし、転倒したら怪我もします。
それに豪雪地帯の屋根の雪おろしは危険な作業です。
特に、今年の冬は極端で、降らない所は降らないのに、雪に慣れてない地域も記録的な大雪が降り大変な苦労をしています。
信州木曽でも、10年以上前位に記録的な豪雪を観測した事があります。
積雪地帯の木曽でさえ、3日ぐらい、鉄道と国道はストップ
木曽が陸の孤島になったのを覚えています。
冬は寒くてつらい季節です。
最近の急速な少子高齢化で特に過疎地では、雪かきは大変です。
冬は暖かい方が生活は楽なのです。暖かければ暖房費も安くすみます。
雪が降って喜ぶのは、子供とスキー場関係者ぐらいでしょうか。
私も仕事柄、雪は歓迎できません。
本当に雪は、厄介な邪魔者です。

真冬でも、雪でなくて雨ならいいのにと思います。
その真冬の雨が、温暖化の為ここ数年、積雪地帯にも降るようになりました
これは、私達の生活にとってありがたい事です。
しかし、それは人間意外の生物にとっては過酷な事なのです。
春先の雨なら良いのですが、真冬の雨は、降った後に必ず寒波がやってきます。
そこに一番の問題があります。
テレビで見たのは北欧の話でしたが、
積雪地帯での草食動物は、足で雪をかき、草などを食べます。
しかし、真冬に雨が降ると、積雪の表面だけが凍り、表面がガリガリになりなります。
つまりは、雪をかきにくくなります。
スキーやスノーボードをやってる人ならこのイメージが良くわかると思います。食品のモナカのような、
外はカリカリ、中はフワフワの状態です。
雪をかきにくくなるだけならまだ良いのですが、凍った雪が足を傷つけ血を出しながら、餌を探している映像をみました。
人間に例えれば、割れたガラズの中から食べ物を探すのと同じで、手を入れたらガラズの破片で手を傷つけてしまうのと同じです。
人間にとって雪は、厄介で邪魔者でしかない。
しかし、自然界の生物達は、真冬は雪が降ることを前提として生きています。
だから真冬では、本来降ることが無かった雨が彼らを苦しめています。
人間なら大変さを伝える事ができますが、真冬の雨で悲鳴をあげている生物もいる。
彼らは、それを私達に伝える事ができません。
人間と他の生物とどちらが大切か?
私達は、地球に生かされています。地球は人間の為だけにあるわけではありません。
暖かくなり冬眠から目覚めても食べるものがないと悲鳴をあげている生き物もいる。
人間は、地球に対して傲慢にならず謙虚に、
わがままをやめ、他の生物との共生をしていくべきです。

雪国の少年の作文
~私の村では、今年、雪が5メートルぐらいもつもりました。雪は毎年たくさんふります。
雪がまどより深くつもってくると、家の中では、昼でも電灯をつけないと、まっくらです。
なだれで家がおしつぶされたり、雪おろしがまにあわないために、雪の重みで家がつぶれたりすることもあります。冬の間、村の人たちは雪おろしの作業を何回もします。私たちもいっしょうけんめい手伝います。
冬が近づくと、冬季分校に行く友達もいるので、学校がさびしくなります。しかし、雪合戦やスキーができるので、やっぱり、雪国はいいなあと思います。~
冬は寒く雪は昔から今と変わらず降っていました。
変わってしまったのは、日々進化し、
便利快適な生活に慣れてしまった、私達人間の意識なのかもしれません。
水は貴重な資源です。雨は液体の資源で、雪や氷は個体の資源。
雪は、春先の水資源となります。
mさんが言った。
~雪の多くは、徐々に染みだして渓を長く潤してくれるだろう~

真冬に雨が降れば、春先に田畑で使うはずの資源が液体となり流れていってしまう。

(2010年4月17日撮影。寒の戻り。昨年は桜の開花が早かった。)
水資源を蓄える為にダムがある訳ですが、ダムも満水になれば放流するしかない。

(2010年2月27日撮影。真冬の大雨で増水)
温暖化が進み、積雪地帯に本来、1,2月の真冬に降るはずがなかった雨は、
地球の涙と私は感じてしまいます。
ここ数年、積雪地帯の信州木曽では、昔はあまり無かった真冬の雨がよく降るようになりました。
2010年2月11日

真冬の信州木曽に雨が降りました。
地球が泣いていました。
「3月から4月上旬並の気温です」
とテレビでは、言ってます。

(2011年2月上旬撮影。この時期、私が子供の時はソリ滑りをしていた。)
これも地球温暖化の影響なのでしょう。
地球温暖化の原因が、人間の活動にあるのかは、分かりません。
ただ地球が暖かくなっている現実があります。

(私が湖の釣りの為に2002年からつけているデーター。
湖の水温、自宅付近の気温、積雪量、桜の開花時期、釣果など記録しています。
これを見ると温暖化が良くわかります。)
人類は、温暖化を防ぐ為に京都議定書を作りました。
しかし、温室効果ガスを大量に排出している大国の中にはその枠組みに参加していない国もあり、地球の温暖化を防ぐ取り組みは不十分です。
今、年間の平均気温は、右肩上がりでじわりじわりと上がっています。
その為、海の海水温度も上昇し、今年の大雪の原因の一つとも言われています。
今年は雪が多く、豪雪地帯の人達は、悲鳴を上げています。自衛隊が出動するほどの大変な事になっています。
豪雪地帯の人達は毎日の雪かきで疲れきっています。泣いている人達がいます。
雪は私たちにとって都合の悪いものです。
雪が積もれば、交通機関は乱れ、事故も起きる。

雪かきは大変ですし、転倒したら怪我もします。
それに豪雪地帯の屋根の雪おろしは危険な作業です。
特に、今年の冬は極端で、降らない所は降らないのに、雪に慣れてない地域も記録的な大雪が降り大変な苦労をしています。
信州木曽でも、10年以上前位に記録的な豪雪を観測した事があります。
積雪地帯の木曽でさえ、3日ぐらい、鉄道と国道はストップ
木曽が陸の孤島になったのを覚えています。
冬は寒くてつらい季節です。
最近の急速な少子高齢化で特に過疎地では、雪かきは大変です。
冬は暖かい方が生活は楽なのです。暖かければ暖房費も安くすみます。
雪が降って喜ぶのは、子供とスキー場関係者ぐらいでしょうか。
私も仕事柄、雪は歓迎できません。
本当に雪は、厄介な邪魔者です。

真冬でも、雪でなくて雨ならいいのにと思います。
その真冬の雨が、温暖化の為ここ数年、積雪地帯にも降るようになりました

これは、私達の生活にとってありがたい事です。
しかし、それは人間意外の生物にとっては過酷な事なのです。
春先の雨なら良いのですが、真冬の雨は、降った後に必ず寒波がやってきます。
そこに一番の問題があります。
テレビで見たのは北欧の話でしたが、
積雪地帯での草食動物は、足で雪をかき、草などを食べます。
しかし、真冬に雨が降ると、積雪の表面だけが凍り、表面がガリガリになりなります。
つまりは、雪をかきにくくなります。
スキーやスノーボードをやってる人ならこのイメージが良くわかると思います。食品のモナカのような、
外はカリカリ、中はフワフワの状態です。
雪をかきにくくなるだけならまだ良いのですが、凍った雪が足を傷つけ血を出しながら、餌を探している映像をみました。
人間に例えれば、割れたガラズの中から食べ物を探すのと同じで、手を入れたらガラズの破片で手を傷つけてしまうのと同じです。
人間にとって雪は、厄介で邪魔者でしかない。
しかし、自然界の生物達は、真冬は雪が降ることを前提として生きています。
だから真冬では、本来降ることが無かった雨が彼らを苦しめています。
人間なら大変さを伝える事ができますが、真冬の雨で悲鳴をあげている生物もいる。
彼らは、それを私達に伝える事ができません。
人間と他の生物とどちらが大切か?
私達は、地球に生かされています。地球は人間の為だけにあるわけではありません。
暖かくなり冬眠から目覚めても食べるものがないと悲鳴をあげている生き物もいる。
人間は、地球に対して傲慢にならず謙虚に、
わがままをやめ、他の生物との共生をしていくべきです。

雪国の少年の作文
~私の村では、今年、雪が5メートルぐらいもつもりました。雪は毎年たくさんふります。
雪がまどより深くつもってくると、家の中では、昼でも電灯をつけないと、まっくらです。
なだれで家がおしつぶされたり、雪おろしがまにあわないために、雪の重みで家がつぶれたりすることもあります。冬の間、村の人たちは雪おろしの作業を何回もします。私たちもいっしょうけんめい手伝います。
冬が近づくと、冬季分校に行く友達もいるので、学校がさびしくなります。しかし、雪合戦やスキーができるので、やっぱり、雪国はいいなあと思います。~
冬は寒く雪は昔から今と変わらず降っていました。
変わってしまったのは、日々進化し、
便利快適な生活に慣れてしまった、私達人間の意識なのかもしれません。
水は貴重な資源です。雨は液体の資源で、雪や氷は個体の資源。
雪は、春先の水資源となります。
mさんが言った。
~雪の多くは、徐々に染みだして渓を長く潤してくれるだろう~

真冬に雨が降れば、春先に田畑で使うはずの資源が液体となり流れていってしまう。

(2010年4月17日撮影。寒の戻り。昨年は桜の開花が早かった。)
水資源を蓄える為にダムがある訳ですが、ダムも満水になれば放流するしかない。

(2010年2月27日撮影。真冬の大雨で増水)
温暖化が進み、積雪地帯に本来、1,2月の真冬に降るはずがなかった雨は、
地球の涙と私は感じてしまいます。
ここ数年、積雪地帯の信州木曽では、昔はあまり無かった真冬の雨がよく降るようになりました。
2010年2月11日

真冬の信州木曽に雨が降りました。
地球が泣いていました。
Posted by 山猿 at 06:50
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