源流人山猿の岩魚飼育日記

さのやさんと２００８年より行っている信州木曽
月イチ定例支流調査（７月分）。
調査なので、釣りが目的ではありません。目的地に行くのが、最優先事項です。
源流バ〇のそんなア〇みたいな調査に同行したいと、志願兵が現れた。
｢調査に同行するのが夢でした。｣
と言っていた男がいた。
今回、改めて分かったのだが・・・・。













その男は、本物の源流〇カだった（笑）
と言う事で今回は、行く前からブログのタイトルを決めていた。

ヘルニアクラブＶＳアスリート
ヘルニア魂をみせるつもりでした。

ところが、あんな事になるとは・・・











やすえさんには、「魚を釣るのが目的ではないですよ。」
と伝えたら、昆虫採取が目的だと虫かごを持って登場。














単なるネタ作りかと思ったが、本気だった（笑）

朝４時に自宅を出て、入渓出来たのが７時頃。
しかし、入渓地点には、足跡多数













先行者がいるのか不安になります。

とりあえず、登りますが、足跡は、どんどん薄くなり、一時間登りましたが、先行者は現れません。
どうやら、足跡は前日のものと判断し、休憩をとります。
２００８年より、調査していますが、
先行者に川で会ったことがないので楽観していました。


休憩中、やすえさんがちょい投げしてみるも反応なし


















何かボの予感がします。
やすえさんご馳走様でした。休憩を終えてどんどん登ります。














途中の枝沢で　良型岩魚を発見。サイズは推定２５センチくらいです。
時間がないのでスルーします。













そして、家を出て６時間。ようやく竿を出します。
前回の赤いヤマト岩魚をバラシたポイントから釣り開始です


さのやさんの最新兵器、ガーミン　ＧＰＳmap 62Sで現在位置を確認します。













タックル
本流
竿　刀流彩
中硬６２

枝沢
竿　遊々水
硬調５４

道糸　０、８号通し
針　イワナ９号
重りなし
餌　ミミズ、ブドウ虫

天気
晴れ。
水温１０度。











しかし、全く反応がない。想定内ですがリベンジならず。

その後も反応がありません。

そしたら・・・まさかの先行者に遭遇
源流に住んでる人がいました。
２００８年より、さのやさんと行っている月イチ定例支流調査で、初めて川で先行者に出会った瞬間でした。

先行者がいるとは、想定外でした。逆に今まで居なかったのが奇跡的だったのでしょうか。
渓流釣りでは、先行者を追い抜いてはいけない、暗黙のルールがあります。

やむを得ず、本谷攻略は断念

想定外ですが、ちょっと戻り、枝沢攻略に目標を切り替えました。











、
しかし、この枝沢は小さい為に淵も小さい。期待薄です。

３人とも目的の本谷ではないので、テンションも下がります
第一魚がいるのかさえ分かりません。
でも、ルールはルール。
ここまできて、諦めきれませんが、枝沢を登ります。











やすえさんの虫かごから捕まえた蝶をとりだし、三平作戦です。
私が先行調査します。

小さなホコラに餌を入れてみます。
蝶は水面に浮いています。
すると・・・



ガバッ

意外に引きます。餌釣りは人間ドラグだから面白い。
















２８センチの木曽ヤマト岩魚でした。あんな小さな淵で十分な良型です。
いや~魚が居る事が分かっただけでも、満足満足

ここで、先行交代です。
そしたら、すぐにやすえさんが！













尺木曽ヤマト。
すげー！！
そして、すぐ、さのやさんが！！













泣尺木曽ヤマト。
しかも、良い色してます。すげー綺麗です

なんだ、この渓は！！
最強の枝沢です。



一匹づつ先行を交代します。
私は、泣尺木曽ヤマト。
















私が作った木曽檜のランディングネットに収まる泣き尺ヤマト岩魚。
２９センチは、２０１３年、餌釣り最大サイズ。

餌は、ミミズ。この日は、ブドウ虫よりミミズが反応が良かったです。









なにしろ、淵は一畳ほどの大きさ。それに、浅い。
そんな所でも、サイズの良いのが入っています。

最強の枝沢です。

ここで沢メシ

















源流で食べるメシは旨し。


昼食後、先行の、さのやさんが・・・さのやさんが、大型をバラシ根掛かり。終了。

さのやさんから私へ選手交代です。


餌で攻めても反応なし
そして、根掛かり終了。

私からからやすえさんへ選手交代。。

チェイスはあれど喰わせきれず。

やっぱりだめか。

諦めて、さのやさんが、石に引っ掛かったルアーを回収します。
場荒れしたので、この岩魚は諦め、次へ行こうとしましたが、やすえさんがもう一度攻めると・・・

やすえさんが・・・・やすえさんが
奇跡を起こしました。

















尺上ゲットです。

そんな事ある？？名手だ
すごすぎです。






どんどん登りますが、魚は薄くなってきました。
水がある限り登り・・・
標高は１９００Ｍを超えました。
ついに人間止めの滝がみえてきました。












枝沢制覇！！


当初の目標とは、違いますが目標達成です。

この時で２時半。
もう撤退しないと明るいうちに車に着きません。
帰りは、テクテク川通しで帰りました。
最強の枝沢。なんも言えねぇ沢でした。











でも、私が子供の頃はここまで、山奥にいかなくても、こんな感じの川はありましたけど、それは遠い昔の事になってしまいました。
枝沢は、本流への大切な魚の供給源。
幸いにも、傷の深い岩魚はいなかったので、オールリリースしてきました。

大切にしたい枝沢でした。








（やすえさんが釣った、ややヒレが赤いヤマト岩魚。独特な木曽ヤマト岩魚です。）




今回、月イチデビューのやすえさんは、尺上ヤマトを連発し、
最後の最後で、かぶと虫一匹ゲットして満足そうに帰っていきました。












月イチ定例支流調査は、魚を釣るのが目標ではなく、目的地に行くのが最優先事項です。
途中で尺岩魚が見えても、スルーしないといけません。スピードが命です。
でも、魚が釣れると嬉しかったりします。