源流人山猿の岩魚飼育日記

春の湖ルアーでの闘い。
３月の開戦から戦い続けたこの戦も終わりがみえはじめてきました。
いつもは朝イチだけの勝負ですが、今回は戦地で野営です。夕マズメと朝マズメに勝負が出来るのでモンスターを獲得する最大のチャンス。

夕方、１投目でサツキマスのチェイスが！

魚は居る。

水温１１度

よし！キャッチするぞ！

夕マズメに向けてテンションは上がるが、その後はさっぱり。
まさか、このポイントには一匹しかいないのか？

無情にも日がくれてしまいました。

暗くなり、焚き火で焼くウインナーをつまみにビールで乾杯！！

旨い！しみる








さのやさんが持ってきたカレーライスとサラダを頂きました。旨いなー。

早朝にそなえ早く寝るはずが気がつくとPM１０時を越えてました。
寝袋に入るとすぐに爆睡



朝SOさんのアラームで目がさめました。

目覚ましをかけていなかったら確実に起きれなかった。
SOさんありがとう。

一番良い時間帯の朝マズメを攻めます。
朝起きたらポイントって言うのが良いですねー。



SOさんにいれていただいたモーニングコーヒーで気合いをいれます。
朝の源流珈琲もグット。

そして、打ちまくるも反応なし
一番のチャンスの朝マズメすら渋い状況。






「・・・。」







「・・・。」






まったく釣れません。
ハー。
ため息がもれます。作戦失敗なのか・・・。

サツキマスの回遊を逃さない為、朝食を３人で交代でとりながら竿をだします。

ごくたまにチェイスはあるのですが・・・。

前日からやって３人ともボ。
こんなはずでは・・・。
何時間も投げ続けボ

見通しが甘かった



門限が気になりだしたその時！！

ゴン！！
下へ下へいく引き
岩魚か？
魚体がギラっと銀色に光ります
サツキマスだ。






ランドロックサツキマス３１センチ

ヒットルアー
１０グラムのメッキが剥がれた２軍のシルバーのスプーン。

やっと１本でてホッとしましたが、何時間もやってたった１本とは・・・なにか心残り。

するとさのやさんのスイッチが入ったのか「３０分延長いいですか？」
と提案があり、ほな延長しましょうと言う事になりました。


延長戦、数回のチェイスがあるも釣れる気がしません。

ゴン！！
竿がしなるその先は・・・








地球です

ルアーの救出を諦め糸を切ります
リールに巻いてある糸も短くなってしまったし、しおどきです。


終了。　


なんともせつない終わり方です。
これも釣り。釣れない時もあります。
でも残念だなー。





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ふと見ると、さのやさんはちょっと離れた所で最後のチャンスにかけて投げてます。

ただ待つのも時間が勿体ないと考えた私はちょっと細いかなと思いながらも、
（どうせ大物なんてこないし）と３ポンドの糸をまき直しルアーを投げているとさのやさんも戻ってきました。



そろそろ終わりだなと投げていたら




私の足元で突然あらわれたモンスター

しまった！！
デカイ！！残念だ。

せっかくのチャンスを！！


近くにまだ居ないかな？？と２、３回投げていると、またそいつ？が突然あらわれ、私のルアーをパクっ


そして、逃げようとするモンスターとのバトルがはじまりました。

ネットネット！！
と叫び応援を呼びます。

ラインは３ポンド

切れるな切れるな！！
バレるなバレるなよ～

寄ってきたと思ったらドラグがジジジーと勢いよくなり響きます。

SOさんから「さがってさがって！！」
指示が飛びます。
まったく寄ってこない。

恐ろしくパワフルなモンスター。
かつて岩魚でこれほどバトルした経験は、２年前のあの一度だけ。

巻いては放され、巻いては放されジジジーとドラグの音が鳴ります。
手が疲れてきました。運動不足です


そして、２年前のあの時のリベンジを果たすべくさのやさんがネットを取り出し・・・・



入った！！　







ナイスさのやさん


ヤマト岩魚４６センチ。
ヒットルアー
５グラムシルバーのスプーン

あの時のリベンジを果たした瞬間でした。



（写真にカーソルをのせると・・・）





疲れきって手が震えています。運動不足です





（写真クリックで拡大）




見飽きません。











全然見飽きません。











まったく見飽きません。








朱点が蛍光のオレンジで一つ一つの点が大きい。


ひと通り撮影が終了し、自分のお家へ帰って行きました。



もしあの時さのやさんが後３０分延長いいですか？
と言わなかったら・・・
多分この岩魚とは出会えてなかったでしょう。
ナイスアシストでした。

結局、２本しかキャッチ出来ませんでしたが十分です。
生きる力を充電し撤収することにしました。

渓に向かった二人とは別れ帰り道。私は思いました。
うーんここに住みたい。