源流人山猿の岩魚飼育日記

私の職場に２０歳になった後輩が二人います。会社で、ある昼休み。洒落で「今度休みが一緒の時に渓流釣りいかないか？」と話しかけたら
「行きたいです！ぜひ連れていってください。」
やたらと食いつきが良いので一緒に行くことにしました。






釣り自体をやった事がない二人ですから、ますば基本的な餌釣りから体験させてみます。道具はすべて私が用意します。
私達の職場は３交代制なので、まずはＯ君と行ってきました。

Ｏ君はしっかり事前勉強してきました。
やるな～。
餌の種類や仕掛けの作り方をネットで調べてきたそうです。実に勉強熱心です。

天気晴れ。水温１６度。

まずは私が餌の流し方など、お手本をみせます。








サクっと釣れたのは１５センチのニッコウ岩魚でした。大体、分かったみたいでＯ君が先行します。
小さな虫が目に飛び込んできます。それに苦戦するＯ君。これは渓流では　あるあるだよ。と教えます。









私の目にも虫がダイブしてきて、目が激しく痛いので川の水で目を洗いました。
釣りの方は渇水の為に渋いです。釣りは渋くてもサワメシはうまい。
Ｏ君のサワメシデビュー。











サワメシ後、Ｏ君の第一号はなんと木曽ヤマト岩魚でした。
結果的にＯ君のデビュー戦は２匹の岩魚でした。今回、チャンスをことごとく逃したＯ君。それが釣りです。







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それから数日後、２０歳の新人二人目のＴ君と本格渓流２回目のＭ君と３人で行ってきました。


天気曇り。水温１６度。

渓流釣り初心者なので体に優しい川でニッコウ岩魚の渓で魚が釣れてルアーが投げやすい川に行きました。









Ｔ君も釣り自体が初めてなので釣りの基本系、餌釣りを体験させます。Ｍ君はルアーです。一通り教えたら私も竿を出そうと思ってました。
ところがＴ君は川歩きが出来ません。川の石が滑るので怖がってます。
｢滑るけど気をつければ大丈夫。｣
と言った私がツルっと滑り頭からダイブ！
ビタビタです。
Ｔ君も滑り足を強打。これで余計ビビってます。
先へなかなか進めないので、ゆっくりゆっくり遡行していきます。








なかなかＴ君は苦戦しています。仕掛けを絡ませる。根掛かり。枝に仕掛けを引っかける。
そして、虫が苦手なのでブドウ虫を触れない。餌も私がつけます。
これでは私は自分の釣りどころではないです。私は竿を持たず、つきっきりで餌の投げ方など教えました。釣りがつまらないと感じたらガイドの責任ですからね。










しかし、魚の反応が悪く釣れません。当たりがあってもバラしてしまいます。渋いので昼飯にしました。サワメシです。
この日は、曇りの為に太陽が顔を出さず涼しいです。私はビタビタなのでカップラーメンが暖かくて美味しかったです。









途中でＴ君に尺クラスの岩魚のヒットがありましたが、合わせが早すぎてバレ！！
ビギナーズラックとなるはずが残念。
ルアーのＭ君はルアーロスト多数で苦戦してました。
もともと渓流ルアーをあまり持ってないので、
海の根魚に使うルアーを最終的には使ってました。
今回はルアー持って来なかったので次回はプレゼントしようと思います。





（Ｍ君が釣った、木曽ヤマト岩魚と言って良いくらいのハイブリット岩魚。）


脱渓は斜度のある斜面を登ります。
｢ここを行くんですか？｣
と不安がる二人でしたが・・・
｢行くんです。｣
すぐに車道に出てテクテク歩いて車に向かいました。








帰りの車の中でＴ君は爆睡でした。
余程疲れたと思います。今回、渓流釣り初めての二人でした
が
｢楽しかったです。また行きましょう。｣とあれから言って来ないので、かなり懲りたと思います。
今回２０歳の二人より私の方が体力があるのが分かり収穫でした。おじさんは腰に爆弾を抱えてますが、まだまだイケる事が分かりました。