源流人山猿の岩魚飼育日記

春の湖ルアーでの戦い。
前回までで５連敗はしたものの、２０１６年最大の作戦で丸鶏防衛は成功！！後は、今年遭遇したカミソリを仕止めるのみ。
広い湖には化け物が潜んでいる。

５月上旬。
朝、起きれず遅れて出撃。門限があるので釣りが出来るのは１時間のみ。辞めようと思いましたが、行かなければカミソリの正体は分からない。過去にカミソリと対決したのは３度。いずれも規格外のひきでラインをスパッと切ってしまいます。

水温１０度。雨で水温が下がったようです。
そのせいかノーチェイス。　ボ。これで６連敗。
タラの芽を採って帰りました。採ったといっても２つしか採れなかったので足りないから道の駅で買いました。自分で採った物の方が美味しく感じるのが不思議です。春の味を味わいました。
うまい！！









翌朝出撃。

雨上がりでヤツがあらわれそうな予感がします。
単身赴任が終了して、こうやってちょくちょく釣りが行けるようになりました。幸せです。そして、信州木曽は私にとって楽園です。
ヤツは２度くる。２０１３年がそうでした。２０１３年も粘りましたが３度目はなかったので次が勝負です。ルアーを射ちまくっていたら・・・
ゴン！
来た！デカイ！

根掛かりです。グイグイ引っ張っても取れません。何とか粘って救出成功です。ふぅ～。良かった良かった。
でも、ラインは弱ってないか？ラインを切ってスナップを付け直すか？まっいいか。どうせヤツはこない。（さっきくると言ったのにどっちやねん）

それから３０分後、当たりが！キタキタ！しかし、あまり抵抗なし。寄せたら２０センチ位のタナビラでした。しかし、足元でバレ！
あれ？ここでバレる？珍しいな。
そこで思ったのは、ドラグがゆるくてかかりが浅かったのでは？そう考えてドラグを強めに調整。それから３０分後位したら、ゴン！
キタキタ！暴れる魚。サイズは３５センチ位か？しかしバレ。
何で？？何かがおかしいぞ。






（AHOAHO BRAINSさんのイラストを頂き転用）



ルアーを見たら、フックが開いてました。バレの原因はこれか！！と思い、ルアーをチェンジしました。
その２投目。
ゴン！
強い衝撃。凄いひきです。グイグイともっていかれます。この凄まじいひきは・・・
奴だ！カミソリだ！
カミソリがきた！本当に来た！マジか！ヤバイ！
強烈なひきに耐えられそうもない。
ドラグだ！ドラグをユルメヨ！
ドラグを緩めようとして手をかけた時、
プツン！！



（写真はイメージ）


切れた。ナイロン８ポンドが切れた。普通８ポンドは切れないだろう。なぜ切れる？お手上げです。終わった。３度目はもうないだろう。
なんだかな～。
駄目だ。モウダメだ。勝てる気がしない。
カミソリはラインをスパッと切ってしまう。やはりワイヤーでないと駄目なのか。それから１時間粘るも無反応。
これで７連敗。

カミソリの正体は、メコン大ナマズではないか？



（写真はイメージ）


うちに帰り話をしたら娘に言われた。
「糸を太くしたら？でもそうすると小さいのが釣れないんだよね～。」
娘よ、なぜそれを知ってる？
その日は、気持ちが晴れないので時間を作り夕方出撃。
結果は、私が持ってるルアーの中でも最高級の絶対にロストは許されない
Ｄコンタクト８５ヤマメアワビをロストしただけでした。
泣ける。なんだかな～。
これで８連敗。

職場でカミソリの話しをしたら、｢下手くそ｣と言われ、ある人には｢本当ですか～？｣と言われ、うちでは、｢潜って捕まえたら？｣と言われ妻にいたっては、｢どうでもいい｣
ムムム、こうなれば釣るしかない。対カミソリ用にライン購入。スナップも大型化。

数日後。出撃です。
頭の中は、カミソリ　カミソリ　カミソリ。





（写真はイメージ）





まず対カミソリシステムの動作確認。
飛距離は問題なし。でも、ミノーの泳ぎ方がいまいち。フックは交換しました。針が消えるステルスホワイトと書いてあるフックです。


しかし、そのフックは・・・
めっちゃ見えるじゃん！今までの普通のフックのほうがよっぽど見えません。うたい文句にやられたか？それとも人間には見えても魚には見えないのか？これで釣れるのか？凄く不安です。
そして、ゴン！



（写真はイメージ）



根掛かりです。
どんなに引っ張ってもとれない。対カミソリシステムは根掛かりすると厄介です。ラインをハサミで切りましたが、ラインを長く捨てる事になるのでゴミを自然界に捨てる事になり心が痛みます。その代わりと言ったら変ですがゴミを拾って帰る事にしました。※※の見習いさんのように不法投棄されたタイヤまで拾う事はできませんがね。
※※の見習いさん






しばらくして、何かがスーとルアーを追ってきた。そして、食った！！　
久しぶりの魚のひきです。









釣れたのは、３５センチのレイク岩魚。ニッコウ岩魚とヤマト岩魚のハイブリッドでした。











魚が釣れるのか不安だった対カミソリシステムで釣れて安心しました。
これで連敗ストップです。











しばらく投げているとルアーが足元まできた時に、何か大きな魚が反転していくのが見えました。
何だ？鯉か？でかいな。口に何かついてたな。
もう一度なげて、ルアーが足元まで来た時にさっきの奴がまたヌーと現れました。鯉がルアーを追ってきた？デカイな。と思った瞬間・・・口にルアーがついてる。体は鯉のように太いが頭はとがってます。それに泳ぎ方が鯉ではないような気も。
トラウトなのか？？鯉なのか？？鯉じゃない気がする。メコン大ナマズなのか？？ちょっとはっきり見えません。しかし、口にルアーがついてる、その光景は良く管理釣り場では見る光景です。




（写真はイメージ）



奴だ！カミソリが現れた！
見た限りルアーは一つしかついてないです。２回切られてるのでルアーが二つ付いてると思ってましたがルアーは一つしか見えません。カミソリはもう１匹いるのか？それとも反対側についてるのか？？
ヌーと現れてまた深みに消えていきました。これは明らかな挑発行為。カミソリの正体を見てしまった。あれならラインを切られる。納得しました。さっき釣った３５センチの岩魚を丸飲みできるサイズです。
見た限りでは、
スレがかりではなくルアーは口についている。
ルアーは一つしか見えなかった。
魚種は不明だが、岩魚のように見えた。
とにかくデカイ。顔がデカく体高がある。サイズは規格外。５０センチは超えている。

遂に私の前に現れたカミソリ。　｢お前には釣られない。｣と私に言いにきたように感じた。