源流人山猿の岩魚飼育日記

9月中旬。
年間計画で決まっている毎年恒例の舞茸採りに行ってきました。

弟が直前で仕事の関係でキャンセル。結局、私と木曽の寅さんと２人で舞茸を採りに行ってきました。









舞茸は山の奥にあるナラの巨木の回りに生えます。
途中、松茸のハエバも見ていきますが、ショウゲンジも松茸もイクチも千本シメジもありませんでした。
あれ？今年は不作か？？
木曽の寅さんと山奥へ入っていきます。

二人で交代で３０本以上のナラの巨木をみていきます。その為、今回は新兵器登場です。新兵器と言ってもトランシーバーは２０１２年から実は持ってました。今回からトランシーバーを使います。いままで気が付きませんでした。












登ってる途中に、ジバチの巣を発見しました。私が恐れているのは、スズメ蜂なので怖くはありません。ジバチの幼虫はうまいです。途中で朝食。妻が作ってくれたサンドイッチがうまいです。これからのハードを考えて、さのやさんからもらった山飯をポリポリします。
さのやさん、これで体力が持ちそうです。ありがとございました。











１本目なし。
２本目なし。
３本目、木曽の寅さんが・・・
あった！
３本目で見つけるなんて早い展開です。








白マイでしょうか？？しかし、腐りかけてます。ここは帰りに通るので置いていきました。帰りに回収します。
途中の木に黒マイがありましたが小さすぎたのでそれは採らず置いていきます。
まだまだ登ります。
最近、崩れた所を通ります。








なぜ、ここが崩れたのか不思議です。途中、黄色すずめバチが飛んでます。私は今、スズメ蜂を恐れてます。刺されたばかりなので２回目はやばいです。

１８本目。
あった！しかも大量です。
大きな株もありました。











しかし、ほとんど腐ってました。
一番腐ってるのは無念にも一番大きな株でした。一週間来るのが遅かったです。それか気温さえもっと低ければちょうど良かったかもしれません。
二人で腐りかけてる株を回収します。しかし、大量です。









私の８０Ｌのリュックに入りきれるか心配になります。リュックに入りきりましたが、リュックがパンパンになり水分を多く含んだ舞茸はすごく重いです。これからまだ登りもあります。かなりハードになりそうです。











そして、いつも私が見に行く離れた場所にある２本を見にいきます。この木で今まで舞茸が生えたことがないので、飛ばしてもいいんじゃないか？？といつも思う木ですが、私は見ていかないと気が済まないので見に行ってました。
私がおじいちゃんと中学生の時から舞茸を採りに来て今まで出てなかった木です。
その２０本目。












あるじゃないか！！いつもない奴にあった。しかも、リュックは一杯で入るかわからないのに・・・。でも状態はすごくいいです。
無いと思い、いつも手ぶらで来ているので、無線で木曽の寅さんを呼びます。
「ビニール袋持ってきて・・・あったわ」

木曽の寅さんがやってきて収穫します。これはリュックに入らないのでビニール袋で持っていきます。大変です。重いです。弟がいれば分担できたのに残念です。でも昼飯を食べればスペースが空きます。

リュックが重い。もうなくてもいいぞ。
と思ったのは内緒です。
そして、２５本目。あったけど小いのに腐ってました。









黒マイでした。
リュックが重いです。二人でハアハアいいながら登ります。途中、いつもの場所で昼食です。
最後のお楽しみを木曽の寅さんが見てきましたがありませんでした。ここは２本ありましたが１本倒れてしまったそうです。残念です。
今年は、倒れた木は数に入れてませんので３０本ちょうどのナラの木をみてまわりました。
そして、過去最高の大量でした。

帰りに不思議な穴を見つけました。








覗き込むと変な生物が出てきそうだったので見なかった事にします。
それと、変なキノコをみつけました。舞茸か？と思いましたが違いました。
ハナビラタケか？食べれるのでしょうか？









実家に帰り、腐りかけの舞茸をキノコ採りを引退した親父に鑑定してもらいます。残念ながら苦労して持ってきた舞茸の５分の１しか食べられない事が判明しました。そして、我々は白マイだと思っていましたが黒マイだそうです。開いたから白く見えるということでした。白マイはもっと真っ白だそうです。黒マイの方が味が良いと言われているので苦労した甲斐がありました。











１日中、山を歩いた後は、風呂に入って、その後に収穫祭をしました。
木曽の寅さんお疲れさんでした。重いリュックを背負い、特に急坂を下ってくるのは大変でしたね。私は足がプルプル震えて踏ん張りがききませんでした。

冷えたビールと舞茸ご飯と舞汁と舞茸の佃煮を食べたら、その苦労も吹っ飛びました。天然舞茸は、歯ごたえと香りが養殖ものとは全然違います。

うまい！！