源流人山猿の岩魚飼育日記

長文失礼します。時間が出来たら読んでやってください。
月イチ定例支流調査、７月分。

さのやさんと２００８年より続けている信州木曽ツキイチ定例支流調査。
前回、天候不良が予測された為に行けなかったＶ谷です。まだ腰が痛いですが前回よりは酷くないので急流に挑みます。
今回は、はんちゃんが月イチデビューです。
バス釣りをやっていた、はんちゃん。今年から渓流ルアーを始めました。来年には転勤で関東へ行くのが確定しているので木曽で遊べるのは今だけです。木曽ヤマト岩魚と思いっきり遊んでもらいましょう。








さぁ行くぞ！Ｖ谷へ突撃開始。
水温は、さのやさんの体感で９度。私は水温計を忘れました。今回は急流なのでゲーターです。水が冷たいです。
今回は、餌で挑みます。餌釣りは遡行スピードが遅いので、まだ竿を出しません。

妻が握ってくれたおにぎりをパクパク。






いろんな具が入っているおにぎり。一番入っているのは　毒　愛だと思います。
いつも弁当やおにぎりを作ってくれる妻に感謝です。

先行の、はんちゃんが痛恨のバラシ。









その後も、はんちゃんの竿が大きくしなる。やった！！
しかしバラシ！バラシ！バラシ！悔しがる、はんちゃん。
バラシも釣りの醍醐味です。












釣りは趣味でやってます。結果は求められません。楽しくなければ趣味じゃない。釣りを楽しみましょう。
はんちゃんはこれで６回目？の渓流釣りですが、バス釣りをやっているだけあり、キャストが抜群に上手いです。












渓流ルアー素人の私には出来ない芸当です。そんな中、渓流ルアーの先生がやってくれた。
この日、第１号は、さのやさん。第２号も、さのやさん。さすが流水の貴公子。
ヒットルアーは、だいちゃんのハンドメイドルアー、ジェミーでした。世界で一つしかないジェミーは良い仕事をします。









そのジェミーが枝にひっかかり引っ張っていたらポロッと落ちロスト。
ジェミーを探せ！
なかなか見つからない。焦る。水の中か？流されたか？必死で探していたら　あった！！
良かった。良かった。買うことが出来ないジェミーを無事、救出する事が出来ました。








Ｖ谷は激流です。お互い声を大きくださないと通じない。
Q、｢※〇♯◎◇█△｣
A,｢あ～なんだって？｣
Q,｢※〇♯◎◇█△｣
A｢なに～？｣








激流の中では手話を覚える必要があります。しかし、激流では水しぶきが飛んできます。細かな霧状にもなってます。全身にマイナスイオンを浴びて気持ちが良いです。


私より２０歳若い、はんちゃは体が軽いです。ぴょんぴょん石と石の間を飛んでいきます。
川を渡る時、はんちゃんは、そこを飛ぶのか？
私より先輩の鉄人さのやさんもそこを飛ぶのか！
メタボオヤジはそこは飛べない。川に落ちる予感がする。
飛べない私は、たんなるブタ。ハァハァ言いながら沢を登っていきます。









そして、遂にはんちゃんがやってくれた。疑いのない純血の木曽ヤマト岩魚。
やった！はんちゃん！！
長野県レットデータブックで準絶滅危惧種に指定されているヤマト岩魚。昔なら信州木曽に何処にでも生息していたのですがね。










さてさて、そろそろ竿をだそうかな。
タックル

竿　雅楓竿　硬調４５０　道糸　１号通し　　針　いわな９号　　重りなし　　餌　ブドウ虫とミミズ

餌は、ブドウ虫にしようかミミズにしようか？
迷いましたが、数日前は大雨だった事もありミミズを選択しました。

私は餌師なので餌なら狙ったポイントに入れれます。
この日、私の第１号は２３センチくらいの木曽ヤマト岩魚でした。









見事、上顎にかかってます。岩魚は貪欲だからすぐに餌を飲み込んでしまいます。飲み込んだ針を強引に取れば岩魚は、いずれは死んでしまいます。リリースするなら上顎に針をかける事を心がけます。
しかし、ここの魚は餌への反応が悪いです。当たりがありません。
ミミズからブドウ虫にチェンジしてみますが、それでも反応は薄いです。
ルアーでの反応は良いようで私が餌を投げたポイントをルアーで攻め直すと魚からの反応があるそうです。









先行するはんちゃんが、｢チェイスが合ったけど追わなくなりました。やってみてください。｣と言ってきました。
はんちゃんのルアーに反応しなくなったようです。そこで私が餌をピンポイントで投げ込みます。
きた！！
ブルプルと言う引きが心地よい。これが餌釣りの楽しさです。しかし、バレ！私は餌でも下手くそな釣り師です。
餌に反応する岩魚。餌に反応せずルアーに反応する岩魚。魚釣りは奥が深いです。
リュックが重く腰への負担がかかるので、早めの昼飯にしました。
渓流釣り師にも昼はくる。サワメシです。










沢で食べるメシはうまい！うますぎ！
釣り再開。雷雨が心配なので雲を見ながら釣りをしていきます。
途中、水たまりに取り残されヤマト岩魚がいました。餌を落としたら食った！！けどバレ。そしてこちらを向いて怒ってます。
救って逃がしてあげました。








いかにも大物がいそうな一級ポイント。石のえぐれに餌を落とします。すると大きな岩魚が出てきました。しかし、出てくるだけで食わず。
もう一度流すも食わず。餌に反応しません。
選手交代です。先生がルアーを落とす。
食った！！
さのやさんがキャッチしたのは尺上の木曽ヤマト岩魚。
素晴らしい！
そのふちの落ち込みで私にも木曽ヤマト岩魚。
ダブルキャッチですがさのやさんがキャッチしたヤマトはやっぱりでかい。









私の餌には反応が薄い岩魚達でしたが、泣尺のヤマト岩魚がでてくれました。今期の餌釣りで最大サイズです。筋肉質で厚みがある木曽ヤマト岩魚でした。飲み込みでしたのでハリスを切ってリリースしました。針は時間が経つと吐き出すと言われています。










時間です。もう帰らないと明るいうちに車にたどりつけません。
通称、すれ違いの滝で撤退。この滝は魚止めと思われます。
なぜ、すれ違いの滝と言うのかは、ただでさえ長文なのに更に長文となるので割愛します。









ちなみに、途中でゴミを拾って帰りましたがこの件も長文となるので割愛します。さあ帰ろう。ここには林道も山道もない。ひたすら登ってきた沢を下っていきます。










そして、疲れたら疲労回復にスタミナン７。
ちなみに、私は長野県製薬の回し者ではありません。
２時間、ひたすら歩いて無事に車に戻りました。
皆様お疲れ様でした。この疲労感が月イチ定例支流調査。私も反対側の石まで飛べるようにダイエット頑張るぞ～。