源流人山猿の岩魚飼育日記

だいちゃんのハンドメイドミノー、「ジェミー」に食らいつく木曽ヤマト岩魚。
木曽ヤマト岩魚の特徴は、茶褐色で白点がなく朱点が鮮やかです。
長野県レットデータブックで準絶滅危惧種に指定されているヤマト岩魚。昔なら信州木曽に何処にでも生息していたのです。









月イチ定例支流調査。２０１７年９月分。
長文失礼します。時間が出来た時に読んで頂ければ嬉しいです。
２００８年からさのやさんと行っている信州木曽の支流調査。今回で２０１７年最終調査です。
前回、我々の悲願であるＭ谷完全制覇を断念したので今回アタックしたかったのですが、お互いのスケジュールが合わず泊まりで行けるほどの日程を調整出来なかったのでＭ谷完全制覇は来年におあずけです。今回は、「元祖戻れなくなりますに沢」の調査を行いました。

我々の通称｢戻れなくなりますに沢｣とは、まだ私がブログを始める前、さのやさんと月イチ定例支流調査を始めて３回目の事です。あれは２００８年の８月、初めて訪れた谷の本流を調査中に支流を発見！私がその支流に入ったら、また釣れた！また釣れた！魚の反応が凄く良く、本流に戻り、さのやさんと合流してから｢あの支流は戻れなくなりますに。｣と報告したのがきっかけです。それから｢戻れなくなりますに沢｣と命名しました。
ここに来たのは、２００８年８月以来。懐かしいです。









あの頃はまだメタボオヤジになってなかったな。なんでこんなに、さのやさんと差がついてしまったのかな？おかしいなぁ～。おかしいぞ～。
そんな、どうでもよい事はさておき、さぁ！戻れなくなりますに沢アタックです。
忘れてはならないのは前記事の通りナチュラムさんで買った新ロッドの入魂です。それが今回の最大の目的です。
開始そうそう、先行するさのやさんにハイブリッド岩魚がでました。さすが戻れなくなりますに沢です。一匹交代なので、私の番です。
すぐに、木曽ヤマト岩魚が釣れました。









ヒットルアーは、だいちゃんのハンドメイドミノーのジェミーです。
新ロッドに、あっさり入魂です。
さすが、戻れなくなりますに沢です。先行交代です。しかし、さのやさんに交代するも、全く反応がなくなりました。
行けども行けども反応がない。
おかしいなぁ～。おかしいぞ～。
さのやさんは一匹も釣れてないけど選手交代を願いでてきます。そこで私が先行するも反応がありません。あってもミノーサイズのチビだったりします。
これでは、いつでも戻れます。








ここに初めてやってきて、あれから８年。８年の間に「戻れなくなりますに沢」は「戻れますに沢」になってしまったのか？？
あの開始そうそう釣れた入り口の岩魚達は客引きだったのか？全く渋いです。絶対いるであろう一級ポイントでも反応がありません。私も精神的に疲れてきたので一匹も釣れてないけど先行交代です。精神的に疲れたら疲労回復にスタミナン７。
ちなみに、私は長野県製薬の回し者ではありません。












先行は釣れるはずなに釣れない。早く釣って代わりたいけど釣れない。先行はプレッシャーとの戦いです。釣れてないけど精神的な疲労で交代を繰り返します。
渋いです。全く渋いですが、これが月イチ定例支流調査。地図上で想像するしかない場所を自分の目でみる。この先がどうなっているのか？見たい！知りたい！見たことがない景色にワクワクします。










釣れない時間が４時間続きました。
川も急流になってきて月イチ定例支流調査らしくなってきました。魚は薄いですし、小さいですがいる事はいます。そして、滝が現れました。壺もあります。










ここにはヌシがいるはず。大チャンス到来です。期待を込めて、さのやさんがキャスト。
反応なし。おかしい。
私もルアーをぶちこみますが反応なし。
おかしいな～。おかしいぞ～。
この滝で調査終了か？？まだ時間は午前中です。あっけなく今シーズンの調査終了です。本流に戻り秋のタナビラ（アマゴ）でも狙ってみますか？
滝を見ていたら登れる気がしてきました。アタックしてみると簡単に登れました。登れちゃったので調査開始です。












果たして滝の上に魚はいるのか？いや滝の上には楽園があるはず。そうお互い信じていました。
ドキドキしながらまず一投目。するとミノーへの反応がありました。
いつもの月イチでは魚がいなくなるパターンですが今回は魚がいました。
魚がいる！それも、型が良い。それが分かったので腹も減ったので沢メシとします。











これが・・・
うまい！！
腹が満たされたら調査の続きです。次から次に魚が出てきます。
遂に確変ゾーンへ。戻れなくなりますに沢はやっぱり戻れなくなります。









各ポイントで出てくる木曽ヤマト。撤退は１３時と決めていました。ここは山奥ですからね。安全に帰るには明るいうちに家に着きたいと思います。撤退時間が迫ります。






戻れない。









戻れない。





「戻れなくなりますに沢」はやっぱり戻れない。水はまだ流れています。制覇はまだ出来ていません。魚もいます。
３０分延長決定です。さのやさんとダブルチャッチも。









世界で一つしか無いジェミーでダブルキャッチに満足です。
各ポイントで反応する木曽ヤマト岩魚。
きりがない。戻れない。急げ急げ！まもなく制覇か？水量が減ってきました。でも魚はまだ居ます。









時間は１３時３０分。
あっという間に３０分経ちました。遂に時間切れ。











撤退です。

川通しで帰ります。沢をいけ！









途中でサンショウウオを発見しました。水が綺麗な証拠です。










自宅に帰ってきたのは夕方。移動時間がかかり過ぎます。新幹線なら東京から秋田まで行けてます。
今シーズンの月イチ定例支流調査も無事に終了しました。
無事に終わったのも安全祈願のおかげかな。

この日の私の最大サイズは２６センチの木曽ヤマト岩魚でした。尺岩魚は出ませんでしたが黄金色で美しく、たくましい岩魚でした。
ヒットルアーは、もちろんジェミーです。






さのやさん、お疲れ様でした。お互い中堅社員となり日程調整に苦労しますが、来年は我々の悲願であるＭ谷完全制覇を目指して頑張りましょう。と言っても頑張るのは私だけですね。　
課題は、２つ。１，テン場でぐっすり寝れるようにすること。２，体重を５キロ落とす事。
来年までにダイエット頑張るぞー。