源流人山猿の岩魚飼育日記

【月イチ定例支流調査番外編】
信州木曽の雷鳥探し。※長文失礼します。時間の出来た時に見てください。
時は２０２２年１０月下旬。
木曽駒ヶ岳の雷鳥を探しに、さのやさんと行ってきました。






（御嶽山と乗鞍をつなぐアーチ）



中央アルプスの雷鳥は絶滅しましたが、２０１８年に１羽のライチョウが半世紀ぶりに発見され、今は環境省の｢ライチョウ復活プロジェクト｣により復活しつつあります。

睡眠時間をとりたいために前日に前乗りです。旅行支援があり、かなりお得です。偶然にも、さのやさんと同じホテル。それではこんばんは！と言うことで作戦会議。

さて、どこ行きますか？地図を見ていると、さのやさんが言います。「ここのカールが怪しい。」








三ノ沢岳にも行ったことがないということで三ノ沢岳に決定です。この夏から秋にライチョウの目撃情報があったとのこと。意外にもさのやさんも登頂したことがないということです。頂上の分岐から標準タイムは2時間。そんなにかかる？私は木曽側から子供の頃より三ノ沢岳（標高2.847M）を見てますがそんなに遠いとは思えないが・・・。2時間は大袈裟だな～と思いました。稜線に出たら平らそうだし。（素人談）
私のPC版トップページでも三ノ沢岳は見えます。そんなに遠くに見えないですよね？
装備も確認。さのやさんは山のベテラン。いつも助かります。何がいらないのか、なにが必要なのか？的確に教えてくれます。一家に一台さのやさんです。睡眠時間がとりたいので早めに解散し翌日に備えます。
翌日、ホテルで朝食。バイキングは危険。美味しくて食べ過ぎてしまうのでね。ここは抑えて腹八分目で行きます。さのやさんが珈琲飲みます？持ってきましょうか？と優しいお言葉。さのやさんは先輩なんですが女子力高いです。ちなみに外見では私の方が年上に見えます。過去に何処かのおばさんからオヤジの兄弟と間違われた事があります。


バス乗場では、すでに行列。








バスもいっぱいで予備席に座ります。ヘルメットをかぶり、いかにも岩場を登りそうな格好を私はしてますが、見かけ倒しです。私は高所恐怖症ですから安全ルートでいきますのでね。前日の作戦会議で必要なものを選別したのにリュックは80リットル。日帰りなのにおかしいぞ～。
バスからロープウェイに乗り換えますがロープウェイも人で一杯です。自分の足で登ると８時間かかる頂上。そこは文明の力と金の力と？？の力で一気に千畳敷へ。？？とは？？。さのやさんが言いましたが記事更新が遅すぎて忘れました。

ロープウェイを降りたら、あとは人力です。まずは極楽平を目指します。３０分の登りです。


私が叫んだ。レッツゴー！訳：いくぞ！
さのやさんが言った。バッチグー！訳：物事が順調に進んでいる。







天候は快晴。さすが晴れ男のさのやさんです。ただし、ライチョウは天候が良いと天敵から身を隠すためハイマツから出てこないと聞きます。天候の悪かった２０１９年の御嶽山では５羽のライチョウに出会えました。

昨年は木曽駒ヶ岳でライチョウを発見できず。さて今年はどうなるかな？
この時期のライチョウは白い冬毛に生え替わる時期らしいです。白いライチョウに会えるかな？







登りきって稜線に出るとテンションマックス。景色が素晴らしい。それは他の登山者も同じ。テンション上がりすぎて、いきなり走り出す人も。
ヤッホーと叫んでる人もいる。本当に、こだましてました。








極楽平で雷鳥と通称マイクを探す。昨年、マイクと出会った事を思い出す。マイクは強者だった。


この山に降った雨が流れ出て海に注ぐ。水は我々の命の源です。
・・・・来るな～と思ったあなたは凄い！見てますね～。
見てますね～。見てますよ～。
コメント欄までみてますね～。コメント欄までみてますよ～。
みたいな話をしながら休憩しました。そこでさのやさんが言った。
｢◇■♯★※｣
良いこと言うな～。
◇■♯★※は何を言ったのか？記事更新が遅すぎて忘れました。
良い人間関係は言葉のキャッチボールが出来るか？出来ないか？相手の投げた玉をしっかり受け止め投げ返す。
人間関係はキャッチボール。さのやさんは私の暴投をしっかり受け止める。尊敬できる先輩です。

そして、三ノ沢岳分岐。標高2.884メートル。目標の三ノ沢岳も見える。








ここから２時間かかります。来てみて納得。アップダウンがあります。これは大変だ。けっこう遠い。
ネットの世界は、嘘やデタラメもある。信じられるのは自分の目で見たこと。自分の肌で感じた事です。
さぁ、ライチョウを探しながら三ノ沢岳の頂上を目指します。












私が叫んだ。レッツゴー！訳：いくぞ！
さのやさんが言った。バッチグー！訳：物事が順調に進んでいる。

おっと、その前にレッドブルを注入。
私はレッドブルＦ１チームとアルファタウリＦ１チームを支援します。２０２３年は角田選手の正念場の年です。頑張れ角田。









ライチョウはいねぇーか？（ナマハゲ風）
ライチョウはどこだ？
たまに、すれ違う登山者に聞き込み。｢ライチョウを見ました？｣
｢みてませんねぇ。｣














雷鳥はどこだ？マイクはどこだ？向こうにマイクロードが見える。よくあの時期にきたなーマイク。
しかし、アップダウンがきつい。侮れない三ノ沢岳。

私が叫んだ。レッツゴー！訳：いくぞ！
さのやさんが言った。バッチグー！訳：物事が順調に進んでいる。









ぐぇっ！ぐぇっ！
おおおお雷鳥の鳴き声か？
ﾁｶﾞｲﾏｽ、ﾁｶﾞｲﾏｽ。
雷鳥がしゃべった！！
いや違う。さのやさんだ。雷鳥の泣き真似をして呼び寄せていたようです。












何かハエマツで動くのが見える。ライチョウか？
違う、ホシガラスだ。
ライチョウを発見出来ません。










三ノ沢岳はあなどれない。けっこうキツイ。たまにスレ違う登山者も｢きついね。頑張って。｣と言われる。｢雷鳥はいましたか？｣｢見てないですね。｣雷鳥の目撃情報がありません。
三ノ沢岳の頂上は、まだでしょうか？遠いなー。頑張れオレ。
私が叫んだ。レッツゴー！訳：いくぞ！
さのやさんが言った。バッチグー！訳：物事が順調に進んでいる。












やっとの思いで頂上に到着。
三ノ沢岳制覇！着いた。！！
素晴らしい風景。素晴らしい山々。











山は素晴らしい。生きる力をもらえる。
我々が生きるためには水が必要。水は我々の命の源。

何が言いたいかと言うと、分かりやすく言うと・・・・。

海からの湿った空気が高い山にあたり水滴となり雨となる。
ここに降った雨が流れだし川となり海へと注ぐ。海は我々を作った。その海の水はここで生まれた。
つまりは水は命の源。
ちょっと何言ってるか分からないなら、もっと簡単に言うと・・・。

ここに降った雨が流れだし川となり海へと注ぐ。水は命の源の頼朝。

更に、分かりやすく言うならば・・・・。

ここに降った雨が流れだし川となり海へと注ぐ。水は命の源の頼朝の弟の義経の相棒は弁慶。









頂上には、ほとんど人が居ません。三ノ沢岳は人気がないのか？カップルが１組だけでした。静かにゆっくり落ちつてメシが食えます。
まずはメシメシ。山メシです。
いつも見上げてる三ノ沢岳のてっぺんでメシを食う。感無量。
さあ、食おう。あああああシマッタしまった島倉千代子。
箸がない。なんで？確かに持ってきた。予備を持ってたさのやさんに借りました。ありがとうございます。












山メシうまし。
元IOCサマランチ会長もビックリなタマランチです。
帰りのロープウェイの時間を考えると、そろそろ行かないと。我々がしんがりか？？
と思っていたら山ガールが二人現れた。まだ来る人がいるんだなー。
さて、お約束の制覇写真を撮ります。さのやさんがカメラをセッティング。

ちょっと遠いな～と思ったのは、さのやさんには絶対に内緒でお願いします。








木曽谷をバックに、
三ノ沢岳制覇写真。
タイマーをかけて走っても間に合わず・・・・失敗。タイマーが１０秒ではたりない。










テイク２。
ダッシュ！ダッシュ！走れ！走れ！で間に合った。私の足ではタイマーは２０秒は欲しい。

三ノ沢岳制覇。










さぁ帰ろう。写真を撮ろうとしたら写真が撮れない。なぜ？
200枚くらい撮っていてメモリーが一杯になってました。これは、ヤバイ。ここで雷鳥が出てきたら。まずい。
２０１９年の御嶽山のライチョウ探しの時は、ライチョウに出会った時にまさかの電池切れでした。すぐに数枚削除しました。
帰りもきつい。三ノ沢岳はアップダウンがきつい。思っていたのと違う？登ったり下ったり。人生と同じだ。









下山とは山から下ること。頂上から下山してるはずなのに、なぜか登ってる。いや気のせいだ。ハアハア。メタボオヤジにはきつい。絶対、下ってる。と言い聞かせる。体力がないのを実感。
きついとき振り返ると素晴らしい景色。この景色を見るとテンションが上がります。きつくても振りかると、自分の進んできた道が見える。こんなに進んできたのか？人間の可能性を感じる瞬間です。










私の職場はストレスが強いです。新人さんで、自分は成長していないと悩んでいる人がいます。そこで私は登山の話をする。自分では何も進んでないと感じるかもしれないが登山でも一歩一歩あるいてるけど進んでないように感じる。でも振り返ると自分の進んできた道が見える。自分の感覚より遥かに進んでいる。あなたは、確実に成長している。大丈夫だよ。












我々がシンガリと思っていたら、後から山ガールが二人来て、その人達がシンガリと思っていたら、まさかのこれから三ノ沢岳を目指す若者とスレ違う。この時間から行く？泊まりか？？ロープウェイの最終に乗れるか心配になりました。（後に要らない心配だったことが分かる）
休憩していたら先ほどの山ガール二人に追い抜かれる。聞くと百名山制覇を目指して毎週登山してる強者でした。
女性２名組に抜かれたので休憩を終わらせ私たちも出発しなければ。
メタボオヤジの私はいよいよ体力がきつくなってきた。
ここは・・・







スタミナン７。ちなみに私は長野県製薬の回し者ではありません。
スタミナン７のパワーを注入したら出発だ。三ノ沢岳分岐点の標識のある尾根までの最後の登り。

私が叫んだ。レッツゴー！訳：いくぞ！
さのやさんが言った。バッチグー！訳：物事が順調に進んでいる。

最後の登りを登り終え振り向くと三ノ沢岳が見える。









あそこまで行ってきたんだな。満足感と達成感が半端ない。ヘトヘトだけど感無量。すると、最後にスレ違った若者がもう後ろにいる。
ペース早！！強者だ。

最後まで雷鳥を探しましたが発見出来ず。居そうなんだけどね。極楽平から最後の下り。










無事にロープウェイ駅まで来たらテレビ局の撮影をやってました。見たことないタレントでした。（のちに名古屋のテレビ番組と知る。）

無事にロープウェイにのりバスにゆられ温泉に入って帰りました。歩数は9.796歩。一日中歩いてるわりには意外に歩数は稼げませんでした。F1日本グランプリの鈴鹿サーキットに観戦に行った時の方が歩いてます。
さのやさん、お疲れ様でした。今年も雷鳥は発見出来ませんでしたが可能性を感じました。来年はマイクと雷鳥を見つけましょう。また、来年お願いします。
うちに帰り、片付けしていたら箸を見つけました。
リュックの底にあったわ。

雷鳥の生息は今、地球温暖化で脅かされてます。住処のハイマツの背丈が伸びたり食べ物の高山植物が雑草の草に負けて枯れています。
ストップ温暖化。
人間は、わがままで自己中心的。
地球に住む生物は１７０万種。その中のたった１種が他の生物を絶滅に追い込んでいる。