源流人山猿の岩魚飼育日記

【月イチ定例支流調査番外編】
ちなみに信州木曽は１０月から渓流は禁漁です。ちなみに記事更新が遅れてます。すみません。ちなみに長文失礼します。時間が出来た時にトイレに座りながら見てください。

時は１１月中旬。
中央アルプスの雷鳥を探しにさのやさんと出撃。月イチ定例支流調査１１月分。（番外編）中央アルプスの雷鳥は一度、絶滅しました。環境省のプロジェクトにより半世紀ぶりに復活した雷鳥。





（今回、出会えた不思議生物。正体は雪が付着したタンクでした）


この時期、中央アルプスは雪化粧してます。私は冬山アルプスは素人です。出発前にビビりの私はガイドの、さのやさんに繰り返し聞きました。
安全ですか？安全ですか？ビビりの私です。さのやんは言う。
安全です。とんがってないです。かまぼこです。
イメージ的に安全そう。それを信じよう。

当日、麓の駐車場は紅葉で秋の雰囲気です。














が、そこから見える中央アルプスは白い。雪が積もってます。これからあそこにいくのか・・・。更にビビる私。私が小心者だという事は内緒でお願いします。











どんな装備がいるのか？服装は？ワカンは？アイゼンは？ピッケルは？ヘルメットは？サングラスは？出発前にさのやさんに装備の確認です。「この積雪状態ならワカンはいらない。ピッケルも今はいらないです。」と的確なアドバイス。さのやさんは雪山の経験が豊富なので安心です。おにぎりも凍ると聞いた。さのやさんは山の頂上の積雪状態とかも分かってしまう。さすがベテランです。
朝１番のロープウェイで一気に登る。一番だからか？ロープウェイの車内は満員状態。そして、到着。ゴンドラを降りるとあれ？みんな何処行った？










一斉にみんな登ると思っていたのに登る人はマバラ。どうぞ、どうぞ、状態か？？積雪があるので先頭はつらいです。急斜面では吹きだまりでラッセルをする必要がありますからね。
さて、行きますか。まずは木曽駒ヶ岳を目指します。標高は2,956ｍ。登り始めるとけっこう急です。そして、吹きだまりはラッセル。
きつい。








私はヘルニアクラブ。腰が痛いので一歩ずつ、一歩ずつゆっくり登ります。ヘルニアクラブにさのやさんを誘いますが、なぜか断られます。人気の無いクラブです。
気温はマイナス5度。それでも暑い。メタボオヤジの脂肪が燃えてる。私だけ常夏状態。暑い。暑いぞ。
整えさせてくださいと途中休憩を入れていきます。









ふと稜線を見ると空に白い点が一瞬みえた。青い空に白い点。たぶん雷鳥だ！居るぞ、雷鳥。
私が人より優れているのは視力。とくに動きのあるものには人より気づく能力があると思っています。私は人より顔も頭も性格も悪いが目だけは良いのです。
稜線を登りきるとそこは絶景。そして、下界とは別世界。
















いいね。いいね。凄くいい。なんて綺麗なんだ。雪山はスキーで見てるので綺麗なのは知ってます。でも、自分の足で登ってきた景色は、全然違う。
登ってきた他の登山者も必ず言う。綺麗。凄い。なぜ人は雪山に登るのか？死の危険があるのに。それが分かった。凄く綺麗だ。






（遠くに日本で一番高い山が見えます。）



ここからはアイゼンの出番です。２０１４年の安全祈願で風越山に登る前にいるかな？と思って買ったアイゼンでしたが出番なく、その後も出番なく、今回やっと出番です。ただ付け方が分からないのでさのやさんに教えていただきました。手間がかかる私です。介護状態。さのやさんに感謝です。ありがとうございました。








さのやさんのガイドで雷鳥を探す。雷鳥は何処だ？？
正直簡単に見つかると思っていました。２０１９年秋に御嶽山へ雷鳥を探しに行った時は、雷鳥に出会う事が出来ました。
駒ヶ岳の雷鳥を探せ！











下界はまだ秋。雲海が広がってましたがその隙間から木曽の街が見えます。味噌川ダムや木曽福島町が見えます。いつも見上げてるアルプスに来ていると思うと感慨深いです。













木曽駒ヶ岳に登頂。ここに来たのは人生で３回目。

２回は上松Aコース。今回はロープウェイでの登頂です。








ここの白銀の世界は生まれて初めてです。ちなみに前２回は木曽の寅さんと一緒だったので雨に降られました。木曽の寅さんと私は雨男なもんでね。

木曽駒ヶ岳を・・・・
制覇！！
（月イチ番外編）









木曽駒ヶ岳を制覇したならスタミナン７。
ちなみに私は長野県製薬の回し者ではありません。
忖度はありませんよ。









制覇したら昼食にしますか。

ここは木曽駒ヶ岳。私のブログのＰＣ版、トップ画像の頂上に今そこに居る。
雄大な景色を見ながらのヤマメシ。
なんもいえねぇ。







（木曽前岳の向こうが牙岩）



気温がマイナスの世界で温かいラーメンを食べよう。あれ？火がつかない。やばいぞ。標高が高く寒いとあるあるらしい。知らなかった。さのやさんが教えてくれました。さのやさんのライターに助けられたました。一家に一台さのやさんだ。雲海と御嶽山と木曽谷を見下ろしながらの絶景の中でのヤマメシ。最高！！









美味い！美味いぞ！なんてうまいんだ。
この時は１１月中旬。すでに、ここは真冬。雪が積もってる白銀の世界。この雪が春には解けて水となりその水が下流に流れ、その水は集まりやがて大きな川となり母なる海にそそぐ。その海で生命は誕生した。水は我々には、なくてはならない物。つまりこの雪は我々の命の源
の頼朝。
もう一度言う。









この雪が春には解けて水となり、その水が下流に流れ、その水は集まりやがて大きな川となり母なる海にそそぐ。その海で生命は誕生した。水は我々には、なくてはならない物。つまりこの雪は我々の命の源
の頼朝の弟は義経。







（下から登ってきた外国人、仮名マイク）



下から外国人が登ってきた。この時期に上松Ａルートからきた。強者です。私が２０１４年に経験した冬の里山の風越山。里山でさえもノートレースのオールラッセルはきつい。しかもこの外国人はＡルート。しかも、ここまで登山口から４時間できたらしい。凄い！凄いよ！マイク。（仮名）この強者外国人通称マイクの写真を撮って別れました。彼は走って下っていきました。御武運を。

さあ、行くよ。雷鳥を探しに。







お年寄りも夫婦で登っていました。凄いな～と思います。私も妻と登りたいですが絶対ヤダと言います。娘にも行くか？と言うと絶対ヤダと言います。長男、次男も同じ答え。山はいいとおもうけどな～。この素晴らしい景色を一緒に体験してほしいと思います。現代の人間社会は世知辛い世の中ですが自然は私に生きる力を与えてくれます。











さて、雷鳥をさがそう。雷鳥はどこだ？？雷鳥はどこ？頭がガンガン痛くなってきた。高山病か？腰も痛いし二重苦です。
そんな時は、支援ドリンクのレッドブル。







私は、アルファタウリ・ホンダＦ１チームとレッドブル・ホンダＦ１チームを支援します。Ｆ１に復帰し７年かけて今年、ついに最強エンジンになったホンダの撤退は悔やまれる。




雷鳥はどこだ？雷鳥は？
頂上付近は隠れるところも餌もない。雷鳥はもう一段低いところにいるか？とさのやさんは言う。
あそこが怪しい。










一段低くハイマツが生えてる。
あそこが怪しい。怪しいぞ。
でも、今からあそこには時間的にいけない。行ったら最終のロープウェイには間に合わない。
本音を言えば雷鳥に簡単に会えると思っていたら間違っていた。これは毎年のシリーズものになるな。
雷鳥は何処だ。雷鳥を探せ。









私はヘルニアクラブ。腰も痛いし頭もガンガン痛いし二重苦です。体力もない。さのやさんの足どりは軽い。ヘルニアでなくても私とは体力が違う。ヘルニアのためにも太ったら駄目。２００８年から始めた月イチですが当時と比べると私は１０キロ太った。これは駄目。８キロは体重を減らさねば。











下の写真には３人居ます。頂上に二人。一人は中腹の岩にへばりついてます。良くあんなとこ登れるなー。
強者です。








（写真にカーソルをのせると・・・この写真を見るのはPCの方がオススメです）







夕暮れの中、最終ロープウェイに乗車するため駅へ急ぐ。
結局、雷鳥に会えなかった・・・・。
雷鳥はいったいどこに居るのだろうか・・・。どこに・・・・。









帰りのバスは酔いました。メタボなので急な運動で疲れたのか？高山病か？さあ、温泉に入ろう。冷え切った体には温泉です。温泉で温まったら体調も回復。しかし、私のメタボぶりが温泉でさのやさんにバレた。近年、体重が重くなり月イチでも足をひっぱてます。冷たい目線。まずい。そこで私は言った。「体重を８キロ落とします。」するとさのやさんは言った。「いつまでに？」とするどい突っ込み。その回答は黙秘権を行使します。

んん？？
雷鳥、おったわ！！ここにいるとは。









うちに帰り、夕ご飯はソースカツ丼。ご飯大盛り、くっちゃんうんですよね～。
しかもなぜかケーキがある・・・子供達が買い物に行きマカロンを食べたかったみたいですがケーキをついでに買ってきたみたいです。寝る前にケーキか・・・ここは食べないという選択をグッとこらえて・・・食べました。ダイエットは明日から。

さのやさん、お疲れ様でした。ガイドありがとうございました。おかげで無事に帰ってこれました。雰囲気も分かりましたし怪しい場所も分かりましたね。やっぱり、いかなきゃわからんですね。


中央アルプスの雷鳥は一度、絶滅しました。人間が原因です。環境省のプロジェクトにより半世紀ぶりに復活した雷鳥。今では50羽が生息しているとか。関係者の並々ならぬ努力だったと思います。厳しい環境にいる雷鳥。この環境を我々は守りたいですね。ストップ温暖化です。

今回は、ぬいぐるみでしか出会えなかった雷鳥。木曽駒ヶ岳の白い雷鳥を見たい。
来年もまた来よう。木曽駒ヶ岳の雷鳥を探しに。