源流人山猿の岩魚飼育日記

２０１１年８月分は中止。
月イチ定例支流調査（９月分）



信州木曽は山の中。
そして、ヘルニアクラブで向かったのは山の中の中。
これから向かうのは、未知の領域。
果たして、川にたどり着く事が出来るのか？

夜明け前から山を登ります。

渓ラーメンも食べたいし、水も良く飲むので２リットルのペットボトルを背負っていきます。
さすがに重い。

目指すは、以前さのやさんと調査で入った源流。
今回は、その渓を制覇したい。

しかし、車止めから川を登っていくとかなり時間がかかる。

どうやっていこうか？

地図とにらめっこしていると・・・


直線的に行ってはどうか？


あの山を越えれば近い

そう思ったバカが一人いました。

それに、付き合うことになった
可哀そうなやすえさん。

計画通りいく保証はありません。

山を登りきると、
頂上付近には
もう霜が降ってました








いよいよ、稜線を越えます。


谷はここで、いいはず？
ＧＰＳがあれば良いが、
うちの財務大臣からは
予算を認められず
勘を頼りに進みます。

当然、
私の勘はあてになりませんがね。

ただ、遭難する訳にはいきません。
遭難したら
いろんな人に大変な迷惑を
かける事になります。




危険と判断したら、引き返すと言う勇気を持って笹をかき分け下っていきます。








後は、沢が出てくればいい。





その沢が意外にすんなりでてきました。


よし！！
これで目標の半分以上はクリアー。

その沢に岩魚の姿が！！
魚がいるぞ！！
テンションがあがります。

ここでやすえさんが入れてくれたコーヒーで一息





あとは、この沢を下っていき、本流にでるだけです。


１時間も歩くと本流にたどり着く事が出来ました。

狙い通りの場所に出てくることが出来て、もう大満足


でも釣りはやりますに
水温７度。

竿をだして直ぐにやすえさんに、ヒット






同じ淵で私にもヒット。

いきなりのダブルヒットでお互いボ回避。







この時点でもう、お腹一杯。
満足満足


釣れる魚はすべてヤマト岩魚。ハイブリッドは居ない。






ここは、木曽ヤマトの楽園でした。


すぐに、
あの日、さのやさんと岩魚の部屋をつくった淵へ到着。








あの日は、時間切れで引き返したけれど、
今回は、そこを越え釣りあがります。






その後も出てくる木曽のヤマトたち。
サイズは１８センチから２３センチくらい










黒いヤマトもいればお腹が凄くオレンジのヤマトも。











釣れてくる魚はすべてヤマト岩魚。
こんなにヤマトを釣ったのは久しぶりです。


素晴らしい渓に感謝を込めて乾杯










どんどん流れている水が少なくなりとうとう終点。





　遂に制覇。









この先で二股に分かれ釣りは不可能になってました。


最後の淵で出たヤマト岩魚。　↓　








そして、撤収。川を下っていきます。








帰る途中、別の支流で本日１番のヤマト岩魚に出会えました。　↓





見かけは尺でしたが計測したら、２７センチでした。

やすえさんナイスフォローでした


そこでも、やすえさんとダブルキャッチ。







素晴らしい、ヤマト岩魚の楽園。
いつまでも、このままの姿で残って欲しい渓でした。


帰り道、やすえさんが遭難を想定して持ってきた非常食のチョコレートを食べ、帰ります。

車に着いた頃には真っ暗に。

やすえさん、私のような源流バカに付き合って頂きありがとうございました。

私は、釣りが目的ではなく、目的の場所に行くこと、その渓を制覇することが目的なのです。
だから沢山歩きます。
これに懲りなければ、またお付き合いください。
山には危険が一杯あります。単独は危険なのでね。





夢ならば覚めて欲しくない、最高な一日でした